東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

アラフォー:親の老化チェック 2020正月

主にお盆とお正月に実家に帰省して親の老化具合を見ていますが、

仕事を辞めたので最近は長めに滞在してじっくり観察することができています。

今年の正月はどんなだったか、考察や対策など。

 

過去の様子↓

tokyoesmeralda.hatenablog.com

 

うちの親の課題は・・・

1)片付け

2)規則正しい生活

3)好奇心や興味の活性化 の3点です。

 

 

 

1)片付け

昔から、清潔に保つ人でしたが片付けという点では部分的にルーズだったかも。

中年の頃は冷蔵庫がパンパン程度でしたが、老化で加速し冷蔵庫に片付けるのすら忘れて部屋の中で発酵させる始末。これに買い物が好きでもらい物を断れない性格とくりゃイヤでも物が増え、ますます片付けがしづらくなり、昨年はまだ初老なのにもう先が思いやられる有様でした。

しかーし、今年の年始は比較的整理をしようとするがんばりが見えました。

例えば冷蔵庫はパンパンでも、腐るようなものをうっかりそのへんに置きっぱなしにするということはなくなっていました。とりあえず冷蔵庫に入れとかなきゃという意識を持ち直したようです。

昨夏に私が片付けたところも維持できており、以前はそのへんに山積してた郵便物も、とりあえず不要なものは箱に入れたりと分類して仕分けていました。買い物依存的な傾向もここしばらくは落ち着いているようで新たな物も増えていません。

内緒で毎回家中をスマホで撮影していますが全体的に片付けた形跡がありました。

もっと友達を招いたりすれば片付ける機会は増えるのでしょうが、昔からあまり人を家に呼んでもてなすという習慣を持たなかったのでこれは高望みかな。

相変わらずポットやレンジの中や家電製品のフィルターなどの掃除は思いつきもしないようですが(汗)、トイレやお風呂・キッチン周り・洗面台などは清潔に保たれ、花なども飾り、ここ数年で一番良い状態だったと思います。本来の暮らしに少し戻りつつあるように見受けられました。

 

2)規則正しい生活

以前心身ともに調子を崩していたときと比べるとほぼ完全復活しているように見えました。新しい良い習慣を取り入れ、継続し、ようやく「老後」のリズムを見つけたように思います。

運動も適度にしており、定年退職後やや太ってしまった体を支える筋力づくりに自主性を持ってくれて助かりました。このまま体重が増加すると関節がやられるし、動くのも億劫になり、ますます太り、転びやすくなって・・・寝たきり一直線は困りますし。

気になるのは、外出や食事など何かをしているとき以外ずっとTVを見ていることでしょうか。圧倒的に「ただTVを眺めている」時間が多い。昔はくつろぎの時間でも手芸やフラワーアレンジメントやクロスワードパズルなど、なにかしら手を動かす趣味に時間を使っていましたが。

外出しない日は、ほぼソファに寝そべってTVを眺めています。それを深夜まで続けるというスタイルのようです。寝る直前まで余計な間食をするし、ただボーッとしている時間が多すぎるのは良い習慣とはいえないと思います。

 

3)好奇心や興味の活性化

いま一番の課題はコレです。親戚からも指摘がありました、全体的に物事への興味が薄れているのではないかと。

親は昔から気分で行動するタイプでした。仕事や義務には几帳面でしたが、プライベートは必要性では動かず、気が乗る・乗らないでやる・やらないを決める感じです。

今は自由な老後を手に入れ、誰にも文句も言われず追われることもなく責任もなく、初めて自主性のみで生きているのではないでしょうか。なので、義務でもなんでもないこと(今の生活の90%がこれに相当する)を「気が乗る=やりたい」「気が乗らない=やりたくない」を基準に行動していても、そりゃそうなるだろうと思います。

もともと気の進まないおつきあいの外出とか、寒い日のお風呂とか、明日でもあさってでも先延ばしできる片付けとか、気が乗らないいろんなことにいま全面的に不参加!なのは、老化というよりも、役割を脱いだ親のもともとの個性が全開になっているだけだと思うんですよね。

しかし、1)2)にも関係しますが、気が乗らないからやらないのでは老化は加速してしまいます。どんなに抗っても現状維持も能わず、必ず機能は低下していく。死ぬその日まで少しでも快適に自分の望む生活をするには、体と脳を保つ努力をしてもらわないといけません。

うちの親のように、もとから気分で行動する性格の人はここが難しいと感じます。老化を食い止めるには自律が必要だということは本人もわかっています。けれども、老後で自由になんだからと自分の気の向くままを優先させるのです。好きな時に好きなことをやり、気が乗らなければ気が向くまで放置してて良い、そんな生活が幸せだと言います。

その先になにが待ってるのかと言えば、確実に老化の早まりなんですけどね。。。

 

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友達の親の話を聞くのですが、運動も食生活も退職後の人との交流も意識的に活発に行う努力をしている親もいれば、一方でボケる年齢でもないのに、自分を律することを完全放棄して”何かあったら子供よろしくね!”と、丸投げの人もいます。

後者タイプの人は子供が大変そうです。

親が問題に自主的に取り組まない性格だと、介護や相続の時、余計に面倒なことになるのが明白です。精密検査を受けない、医師のアドバイスを守らない、土地やお金の問題を書面化しないなど、親本人が動いてくれないことにはどうしようもありません。

うちの親もどちらかというと後者タイプかなあと危惧しています。口癖のように、お前を育て終え、そして仕事も勤め終えたんだからもう人生での責任は果たした!あとは知らんがな!と。

いやいや、自分の人生、最後まで責任を持って生き抜いてくれ・・・。