東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

第2回:寄ってくる人は自らが引き寄せている 引き寄せにくいタイプになろう

1年半以上前のネタですが、

自分のブログ内アクセス数が未だにトップなので続きを書いてみたいと思います。

 

前回は自らの行動が相手との関係の方向を助長する件について書きました。

腐れ縁のヒモ彼とか、相手がいつも最終的にDVに発展するとか、

学生時代も会社でもフレネミー被害に遭うとか、

あまり望ましくない相手が寄ってくると感じている人は、

相手に対する自分の態度を一度考えてみましょうという内容でした。

このような内容がGoogleYahoo!検索でよく読まれているとするならば、

やはり関係性の築き方に悩んでおられる方が多いのだなぁと。

 

この度は、そういう望ましくない相手が寄ってきてしまう、

引き寄せやすい人とそうではない人の差を考えてみたいと思います。

 

◎引き寄せやすいタイプに共通する点

・家庭のしつけが厳しい

・道徳観念がしっかりしている

・基本的に受け身で他人に優しい

・どちらかというと自罰的

 

私の知人範囲内調べで恐縮なのですが、

問題児や厄介な人やストーカーに絡まれて深刻な経験をしたことがある人は、

皆一様に上記の特徴を備えているように感じます。

 

学級委員長タイプとでもいいましょうか、

常識的で躾が厳しい家庭で育ち、

みんなと仲良く和を乱さないよう配慮ができ、

トラブル時は自分のせいじゃなくても教訓として内省するような模範的なタイプ。

みんなから好かれる人、先生のお気に入り、自慢の子供、

そういう「いい人」が多いんです。

 

じゃあなんでこういう人が面倒な人を引き寄せてしまうのか。

 

 

いい人って、相手に疑問や不満を抱いたとしても、

とりあえずは常識的に円満に「そうですね」と言ってしまうため、

特にコミュニティからはじかれている厄介な人から

「この人は自分のことを理解してくれているのだ!」と勘違いされてしまいます。

 

普通なら理解してくれて嬉しいありがとう!で済むのですが、

普段あまり人から相手にされず疎外感を感じてる面倒な人というのは、

一方的にその理解者との間に特別な絆を感じます。

そして数少ない理解者ですからしがみつこうとするのです。

またみんなに憧れられるような人と特別な関係でありたい、

自分もそのような素敵な人と同一視されたいというような願望もあります。

 

普通なら、そうした好きな相手に対しては、

感謝を伝えたり笑顔だったり良い感情を表すものですが、

面倒な人というのはその辺のコミュ力が普通の人と違うので、

次第に「なんでわかってくれないのだ」とか、

「そうか裏切りやがったな」とか、

「自分が酷い仕打ちをしてもそれはあなたが悪いんだから仕方ない」

というようなねじれた表現をしていくようになります。

 

そこであーそーですか死ねやボケと言えば関係終了なのですが、

引き寄せやすい人はそうなってもまだ常識や配慮を優先させるため、

私も悪いところがあったかもしれない、

もっとちゃんと接すれば相手もわかってくれるだろうなどとと受け止めて、

ますます面倒な人との関係を強固にしてしまうのです。

 

 

一方で、「じゃない方」の人はどういうタイプなのでしょう?

面倒な人からターゲットにされにくい、

自らにとって好ましくない人を引き寄せにくい人はどうなのか考えてみます。

 

◎引き寄せにくいタイプに共通する点

・家族や異性に愛されてきた経験がある

・自分の意見をしっかり持っている

・他人に優しいが好きではない人には冷たい

・どちらかというと他罰的

 

これも知人調べという但し書き付ですが、傾向が感じられるんです。

末っ子タイプとでも申しましょうか、

自分は無条件に他人に受け入れられるという自信を持っており、

それゆえ自分の意見を主張することに慣れており、

自分の判断で愛される振る舞いとそうでない振る舞いの使い分けができ、

何かあってもそんなの自分には関係ないと言える性格。

 

みんなから好かれるというのは引き寄せるタイプと同じですが、

前者は周囲や相手のために気を使うのに対して、

引き寄せないタイプは自分が愛されるために他人に気を使います。

 

なので、

もし面倒な人が近づいて行ったとしても、

この人なんかヤダ、と思えば愛らしい態度からよそよそしい態度に豹変し、

面倒な人がエゴ丸出しの理論を展開しだしても、

なんかよくわかんないし興味ないとバッサリ言ってしまいます。

そして、

ていうか私の機嫌とってくれないんだったら別に一緒にいる必要ないんだけど、

とエゴでやり返すことができます。

 

同じ職場で問題児と引き寄せるタイプと引き寄せないタイプが居たら、

問題児は間違いなく前者をターゲットにし、

前者に甘え、前者をなじり、前者にすがりつくくせに陰で悪口を言うでしょう。

そして後者にはちゃんと当たり障りない大人の態度をとるでしょう。

 

前者は自分のせいでもないのに度々嫌な思いをし、

問題児の面倒を見るよう上司から頼まれても仕事だからと尽力し、

気持ちをすり減らすばかりでしょう。

 

前者は常識的な判断力を持っているので、

自分の気持ちに従えば良いのだと思います。

配慮あるまともな人が嫌だと感じるのですから、

それ以上無理をせずにNOといえばいいのです。

後者のように、だって嫌なものは嫌なんだもーん、

アタシが嫌だって言ってるんだからそれはもう無理、と

理屈抜きで主張できる強さを持ちましょう。

常識的な脳に警告音が鳴り響いたことを無視しないでください。

 

悩んでいるなら、身近な人から後者タイプを見つけて、

その人の言動を真似るところから始めてみましょう。

 

そして無用なトラブルとは縁を切って生きやすい環境を自ら作りましょう!