東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 in Tokyo

アラカンの先輩の人生から自分の将来が見えてくるかも

私たちよりも上の世代の女性たちの人生から

将来の自分の姿が見えて来るかもしれないと思いませんか?

今回は3人の60代の知人女性について書いてみたいと思います。

 

◆生涯独身を通し自己責任と自由を体現するAさん

Aさんは短大を出たあと一般職として就職しました。

お付き合いした人もそれなりに、30代ぐらいまではお見合い話もあったそうです。

でも結婚したいと思う人はいなかった、

ご両親の夫婦仲が良くなかったので結婚に憧れが薄かったのかもと言います。

 

もしかするとこのまま結婚しないかもと予感した30代後半でマンションを購入。

趣味のゴルフと水泳、友達との旅行など、

公私ともに充実したシングルライフを送っていました。

しかし50代の時に会社のリストラ対象者になりました。

悩んだ末、Aさんは退職を選びました。

退職金も上乗せしてもらえるし、

若い頃は景気のいい時代でもあったのでそこそこ投資もうまく行き、

Aさんは経済的には誰にも迷惑かけることない自立した人生を送っていました。

早期リタイアし、大好きな趣味三昧の人生を送ることにしました。

 

退職のタイミングで親の介護が始まりました。

兄弟はみんな子育てや仕事を理由に介護に非協力的でしたが、

Aさんは時間と身体の自由を活かして納得いく形で親の介護をし看取りました。

Aさんは若い頃から親兄弟に頼ったことがありません。

持病が悪化した時も、マンションのローンを組む時も、

全て自分1人で黙って対処をしてきました。

独身の同僚とルームシェアをし、緊急時の対応を支援し合う約束もしているそうです。

 

・・・

まことに結構な人生計画だと私は思いました。

Aさんのように、もし結婚しなかったらという覚悟を早く固めた人は、

マンションを買ったり老後の備えを早くから進めています。

自分で生産した範囲で思い通りの人生を生き、

厳しい時も自分1人で責任を取っている立派な生き方だと思います。

 

それにひきかえ、

誰かに依存する気満々で大した準備も努力もせず、

ただ漠然と婚活している多くのアラフォー女性って危うい、

そのまま老人になったらどんな暮らしぶりに成り果ててるんだろうとゾッとします。

 

 

◆夫唱婦随で夫に付き従うBさん

Bさんはおっとりした性格のお嬢さんで、年上の実業家と結婚しました。

働いた経験もほとんどなく、活発な夫についていくタイプの古風な女性です。

夫の事業は初めは苦労しましたが、

だんだんと才覚を表し大企業の取締役を務めるまでに成り上がりました。

 

しかし大変な亭主関白で、家事は一切やらず外注に出すことも嫌い、

食事もワイシャツのアイロンがけも細かい要望があるため、

全てBさんが手製でしなければなりませんでした。

古い父権制の塊のような夫についていくのは大変でしたが、

子供にも恵まれ、収入にも困らず、成功者の妻としての人生を獲得しました。

 

子供も自立し、旅行に行くなどゆったりした老後をと思っていましたが、

夫が定年後に仕事を辞めることはありませんでした。

今までの事業に加えて新規事業やボランティアまで始め、

Bさんはたびたび手伝いに駆り出されるようになりました。

 

夫には持病がありましたが、

残りの人生を賭けるようにますます仕事に打ち込むようになり、

Bさんも夫のそばで毎日仕事のサポートをしなければならなくなりました。

 

知人は夫婦に言いました、もう働かなくてもいいじゃないですか、

体が動くうちに2人でクルーズでも行って老後を楽しめばいいのに、と。

しかし夫は、死ぬまで現役だ!と仕事を続けると笑い飛ばしたそうです。

Bさんも夫の人生に従い、毎日9〜5時で夫の会社に出社し、

それが終わると同時に老々介護がスタートする、そんな老後を送るのでしょう。

 

・・・

今では考えられないような古風な夫婦関係ですよね。

若い知人の目には「ひどい夫と虐げられている妻」と映るらしいのですが、

私はこれはこれでバランスのとれた良いカップルだと思っています。

 

 

旦那様は一見威張っているように見えますが非常に繊細な気遣いもできる人で、

頑固な彼についていける人は少なく、奥さんだけが良い具合にやってくれる、

奥さんじゃないと自分が困ることを彼はよくわかっています。

Bさんも一方的に苦労を強いられているように見えますが、

自分で主体的に生きることが苦手な頼りない女性で、

強い夫に従うことで目的や安定を築いている人です。

 

何事も役割分担で、指示された方が向いている人だっています。

これでこのご夫婦は仲睦まじいのですからお互い良い伴侶を選んだと思います。

残り時間を考えると、

アラフォーは”ダメなら別れれば良い”という選択はしたくないですよね。

結婚し一生添い遂げるとは何かを改めて教えていただいたように私は思います。

 

 

◆不倫の末出産、シングルマザー、愛人、再婚、そして...波乱万丈なCさん

Cさんは美人でとても頭が良く、大変情熱的な人です。

まだ学生の時に妻子ある男性を好きになり、

その人の子供を宿し、結婚も認知もされませんでしたが出産して育てました。

今でこそシングルマザーは市民権を得ていますが、

当時は実家から勘当されたほどセンセーショナルなことでした。

 

美しいCさんにはお見合いの話もお付き合いの申し込みもたくさんありましたが、

彼女は自分の価値観や心に従って生きることにプライドを持っており、

自分の力で子供を育て、自分の好きな人とお付き合いをする選択をしました。

その結果、ボーイフレンドは既婚者であることも多かったのです。

 

子供も巣立ち、長く付き合った既婚者の恋人も病に倒れ亡くなりました。

自由恋愛とはいえ、実質愛人の立場のCさんは病院にも死に目にも

お葬式にも行くことが許されませんでした。

自立した生活を望んだCさんは子供夫婦とは同居せず独りで暮らすことを選びました。

 

その後60代で交際していた彼から求婚されました。

Cさんは人生で初めてプロポーズを受け入れました。

今までは経済的に自立していたとはいえ、不倫だ愛人だと後ろ指もさされました。

しかし最後は人の妻という正式な立場で人生を終えたいと思ったそうです。

 

60代で初婚、今までの暮らしを全て捨てて彼の故郷に嫁ぎました。

夫の地元にもすぐに馴染んで町内でも人気者の奥様になりましたが、

自立した生き方を貫いてきたCさんには、

誰かの付属物になる「奥さん」という暮らしがだんだん窮屈になってきました。

 

自分らしく居たいのに、夫は妻らしくしろと言う。

何をするにも夫の意見も伺わないといけない、

何かにつけ妻なのだから夫を優先しろと言われる。

結局1年でCさんは離婚し、

もう2度と自分の人生の舵を他人に預けたりしないと誓ったそうです。

 

・・・

知人の中でもなかなか強烈な経歴をお持ちの方なんですが(笑)

私は常々この方は結婚に向いていないと思っていました。

と言うか、えっ結婚したかったの!?と大変おどろいたのを覚えています。

 

Cさんは昔気質の田舎の平凡な家庭で生まれましたが、

とにかくご本人の才覚がありすぎるんですよね。

仕事もできるし勉強も熱心だしおまけに超美人ときてる。

素晴らしく目立つ反面、理解されなかったり嫉妬も多かったようで、

子供の頃は順応な兄弟と比べられて出来損ないと親に叱られてばかり、

昭和の時代に不倫出産をしてからは世間から誹りを受け、

知性と美しさゆえ男性を引きつけて止まないため女性からは嫉妬されイジメられる。

何かと苦労の多い方だとお見受けしていました。

 

それゆえ鉄の魂をお持ちになったのだと思います。

全て自分で背負って生き抜く戦う女戦士のような人なのです。

熟年結婚すると聞いたときは心底びっくりしましたが、

短期間で離婚されたときは失礼ですがなんだか妙に納得しました。

 

結婚に向かない人っているし、たとえCさんは結婚に向かなくても、

すごく知的で美人で自立してて憧れられるような女性に変わりはないのです。

自由を取り戻したCさんは大学に入り直してしたかった勉強をしているそうです。

 

終わりに・・・・

一生独身、結婚生活、出たり入ったりの3パターンの先輩方を並べてみました。

それぞれメリット・デメリットがあるのは当然ですが、

自分ならどれを何を幸せだと思うだろうか?ということがポイントだと思います。

 

私はAさんほど経済的に自立できないなと思うし、

Bさんよりはしっかりしていると思うし、

Cさんみたいに全て自分の思うままというほどの情熱もない。

 

だから今はパートナーと程よい距離で事実婚的な付き合いをし、

経済的には自立しており、依存と自立、自由と束縛のバランスをとっていますが、

このまま60代になったら何が変わっているのか、

こうなりたいと思う方向に転換するには何に気をつけどう行動すればいいか、

行動・決断とその結果の、結果の部分をこれら先輩たちの人生から想像し、

今に活かせばより良い生き方ができるのではないでしょうか!