東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

金持ち男性が良いという女性の価値観と、俺は金持ちだから良い男性だろうという男性の価値観はズレがある件

美人が良いという男性の価値観と、私美人だからいい女でしょって思っている女性の価値観はイコールだと思うんですよ。「美しいものは無条件に気分が良い(良い刺激になる)」とか「他人に見せても見栄えがする」とかに価値をおいてるってことだと思うんです。美に対する純粋な称賛だったり、人に見せびらかせるということかなと。

同じように、若い女が良いぜという男性の価値観と、わたし21才であなたより一回りも年下だからイイでしょっていう女性の価値観もイコールだと。肉体のみずみずしさとか、経験の少なさからくる頼りないかわいさとか、若い女を連れている特別感とか、男女で良いと思っている内容が合致してると思います。

 

でもお金持ちの男性って素敵!って思う女性の価値観と、俺金持ち(高収入)でいい物件だろ?っていう価値観の意味合いは微妙にすれ違ってると思うんですよねー。

 

女性がお金持ちの男性を好きなのは、単に暮らしの選択肢が広がるからだと思うんです。実に単純な話、閉店前のスーパーの値引き惣菜ではなくデパ地下で予算を気にせず夕飯のおかずが買えるとか、ユニクロじゃなくてプラダで服買えるとか、ドトールじゃなくホテルのアフタヌンティーで友達とお茶できるとか。特別感や希少性まで含めて、お金があればとにかく「選べる」から。

お金を純粋にツールとして捉えていて、”多くのツールを持ってるっていろいろ好きなように選べて便利だよね!”って意味だと思うんですよ。

 

でも、お金持ちや高収入男性って、どちらかというとお金イコール「自分自身の価値」だと思っているように感じます。お金を稼げる俺ってすごくない?とか、お金持ちの子息の僕って特別でしょ?みたいな。

なんかうまく書けないんですけど、男女間でそこの価値観に絶対的にズレがあるように思う。

 

他のイコール例を出してみると、知的な男性が好きという女性と、頭がいい俺って男として価値高いでしょ?の価値観はイコールだと思う。知識があることに対する価値、知識の使い方の上手さ、頭が良いレベルまで達する(維持する)本人の努力に対して価値を感じているのだと。男女間で魅力に感じている意味が双方向で似ていると思います。

他にも、ハンサムとか、スポーツができるとか、話が面白いとか、優しいとか、Hがうまいとか、仕事ができるとかも、総じて本人が価値があると思っている意味と、異性側が感じる価値の意味が似ている、なんというか、提供する側と受け手側の価値観がイコールに近いと思う。

 

なのにお金を持っている、というケースは、女性が感じる魅力と男性が自負してる内容が微妙にずれてるように感じるんですけどどうでしょう?

 

多くの女性はリッチな男性大好きですよね。ブランド品をプレゼントしてもらったり、高級なレストランでデートしたり、ビジネスクラスでゆったり旅行したり、便利で品のいい街の広い家に住んだり。リッチな男性=お金を自由に使える=一緒にいる自分にも恩恵がある=彼のお金で好きに生きられる、ってことに魅力を感じるんですよね。

しかしハイスペック男性で高収入な人って、お金目当てで寄ってくる女性を毛嫌いしたりバカにしたりする一方で、でも稼ぎのいい俺ってやっぱスゲーだろ?そんな男って市場価値高いだろ?そんな俺が好きなんだろ?ってお金=自分と置き換えて捉えている人が多いなと思うんです。

稼いでる俺自体が有能だから好きなんでしょ?親の遺産をそこそこ持っていてお坊ちゃんな僕ってやっぱ何かしら特別なんでしょ?って、ツールの価値を自分自身の価値にすり替えて考えがちだなと。女はどうせ俺の年収目当てだろうと冷静に分析する一方で。

 これって、女性は現実的で男性はロマンチストとかそういう問題?

 

知人のお金持ち・高収入男性で億単位の資産とかある人でも、成功している自分の努力に対して相応の自信は持ってるけど、お金を持っていること自体を自分自身の魅力として語ったりしないし、俺これだけ金持ってるぜなんて口説くネタとかには使わない。むしろ普通というか質素な人も多いです。

一方で、年収1500万だぜ、一等地のマンションに住んでるぜ、貯金もそこそこあるぜ、みたいな人って、そこを自分の価値としてアピールしてきたり、賞賛されるべきポイントだと疑いもなく自負していることを隠さない。お金をツールとみなしている超現実的な女性に捕まって、いいように転がされてるのは後者タイプですよね。そして金目当ての女だった騙しやがってと恨むパターン。

 

同じ自信を持つなら、お金ってただの便利なツールだよね、俺はその便利なツールを持ってるしそれによって彼女に他人より多くの選択肢を与えてあげられるかもだけど、俺と付き合うとか結婚する場合は俺自身をどうみてくれてるかが大事だし、金は金であって俺自身じゃないもんねー、

って思っててほしい。

世を騒がせている某お洋服やさんの億万長者さんって、この「金の価値=俺の価値」だと思ってるタイプに見えます。同じ億万長者でも、◯◯エモンさんの場合はこの後者、お金自体はただの道具、自分のやりたいことを実現するただの道具だよ、って思ってるんじゃないかなとお見受けします。すみません、100%個人的な意見ですけど。

 

非劇的にまとまりがないですが、

女性はお金という道具に価値を感じていて、より多くを持つ男性といた方が選択肢が広がるから、そのような男性が好き。

男性はお金を所持している自分に価値を感じていて、それが自身の人間的魅力だと考え、そんな魅力を理解し賛美してくれる女性が好き。

 

お金目当ての女性はある意味わかりやすく恋愛や結婚を契約と捉えているのだと思う。それを「お金じゃなくてあなたが好きなのよ」などと嘘をつくからややこしくなる。

実際、「あなたが便利なツールである金銭をより多く所有していることにより、他の男性より自分の生き方の選択肢が広がるため好きです」というと感じ悪いですしね(笑)

 

女は所詮おれの金目当て、と思っている男性は、結局そういう女性としか付き合ってないし、結局そういう女性の頬を札束ではたいていうことを聞かせているということを自認しているのでしょう。そしてそういう女性のお世辞や接待で自分の自信を保っている。

でもそれをすんなり認めるとどこかで自分の中で傷つくから、お金を持っているパワーのある俺、男として勝ち組の俺、オスとして獲物を獲得できる優秀な種の俺、が好かれている,価値があるのだと思いたい、傷つかないための論点のすり替えなのかもねー。

 

現実的な女性とロマンチストな男性、

どこまでいっても溝は埋まらず線路は平行線かなあぁ。。。