東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

婚活:「条件」と「好みのタイプ」を仕分けよう

何度合コンしても好きな人ができない、結婚相談所に入会しても良い人がいない。

いいなと思って2〜3回食事に行っても、相手の足りない部分やイヤなところを見つけてしまい先に進まず終わってしまう。

 

そんなことの繰り返しで何年も費やしていませんか?

 

あるいは「いい歳して理想が高すぎる」と言われたことありませんか?

ある意味当たっていると思いつつ、理想があって何が悪いの?じゃあ嫌いな人と結婚しろっていうの?と、どこをどう修正すればいいのかわからなくなってるのが本音ではないでしょうか。

 

そういう状態に陥っている方にオススメしたいのが、

お相手に対する「条件」と「好みのタイプ」の仕分けです。

 

条件と好みを分ける作業をすることによって、自分が求めている幸せな結婚とはなにかを再認識することができます。

自分の幸せが何であるかがあやふやだと、どんなに素晴らしい人と出会ってもきっと幸せは見つからないでしょう。自分にとって幸せな結婚生活とは何かがわかれば、お相手に何を求めるべきかあきらめるべきか、お付き合いを進めるべきか次のチャンスを探すべきか、そういった取捨がしやすくなり婚活の効率が上がります。

結婚向きではないつまらない人にひっかかったり、一見パッとしないけどあなたを幸せにしてくれる人を知らずにスルーして、貴重な時間とご縁を無駄にしないようにしましょう!

 

 

まず、条件と好みのタイプの違いを理解しておきましょう。

 「条件」=必要不可欠な相手のスペック・能力

 「好み」=理想のルックスや性格・相性

 

幸せな結婚生活を送るためにという目的は同じですが、条件は現実・好みのタイプは理想を表すと考えてください。

生活するのに絶対そうでないと困るのが「条件」、こうあったほうがより楽しい理想(なくてもやってはいける)と思うのが「好み」です。

 

例えば、幸せな結婚生活の漠然としたイメージが、

専業主婦になって子どもを育て、なんでも相談しあえる友達感覚の夫婦で、イベントに行ったりたまには夫婦で表参道のカフェでお茶したり、女友達ともランチしたり、、、だとするならば、

仕分け:

条件(現実)…専業主婦で居られる経済力、子どもを持てる健康状態と意志、ある程度の自由が許される実家の構成、夫婦は対等だという考え方。

好み(理想)…共通の趣味がある、家事や育児に協力的、妻のプライベートに理解がある、おしゃれのセンス、、、

…というような仕分けになるとしましょう。

 

自ずと、出会った相手のチェック項目が浮かんできませんか?

 

条件のチェック…年収や経済観念はどうか?子どもを欲しいと思っているのか、長男か姉妹はいるのか親と同居か、夫婦で話し合う姿勢とコミュ力があるか?

好みのチェック…趣味はインドア派アウトドア派?自炊とか掃除とかある程度できる?普段どんなところで買い物するの?などなど。

 

とりあえず「条件」の部分がOKならば、幸せな結婚生活を送れる土台・基礎はできている、理想を叶える可能性が高い相手です。条件クリアとは、お相手が背負うべきポイントをクリアしているということです。

 

しかし「好み」は、お相手が背負うポイントではありません。

あくまであなたの一方的な理想みたいなものなので、相手まかせではなく自分自身も努力して一緒に形成していくものだという認識を持ってください。

 

例えば、

顔や体型は性的に受け入れられるかということに関わってくるので好きは好き嫌いは嫌いで仕方ないのですが、それ以外の好みはほぼライフスタイルです。

ライフスタイルは、おつきあいしてからでも結婚後でも、あなた自身の働きかけによって相手をいくらでも変えることが可能です。

趣味や服装や家事への貢献度など、相手を上手に誘導すればいいのです。「条件」で話し合いに応じる姿勢やコミュニケーション能力をクリアしているお相手であれば、ライフスタイルの変更に対応できる能力は十分備わっているはずです。

 

ここが婚活を有意義にするか無意にするかの分かれ目です。

 

好みはあなたの一方的な理想なのですから、そんな妄想の産物が頻繁に自然発生するわけがありません。理想の達成には自分が努力しなければならないということをしっかり理解してください。

 

条件も好みもすべて相手に背負わせ、自分では努力せずそれらが備わっている人を探そうとするから「そんな人はいない」「理想が高すぎ」と言われてしまうのです。

 

結婚相談所の裏話などにでてくるイタいアラフォーのこじらせ系の多くは、

「条件」×「好みのタイプ」=「結婚相手」と考えています。

 

どんな人がいいの?好きなタイプは?と聞かれると、

 大卒で年収1,000万以上で向井理みたいなルックスで性格は優しくて穏やかで浮気しない人で…

あるいは、

綾瀬はるかみたいな顔と体で、男性経験は奥手だけどフェラがうまくて、料理が上手で、積極的に世話を焼いてくれて、、、なーんて。

 

そんな人は存在しないし、いたとしても過去にお付き合いしたこともないでしょう。

今まで生きてきて身近に実在せず、そのような理想の人とお付き合いしたこともないのに、なぜこれから可能性があると思えるのでしょう。こういう妄想じみた非現実的な期待を抱いている人は、結婚相談所やパーティにはロクな人が来ない!と文句を言い、業者をコロコロ変えては無駄なお金を払っています。

 

20代ならまだ周囲の多くが対象者となり得るので、ルックスがこんなで〜性格がこうで〜ファッションとか趣味がああで〜…といくらでも掛け算をして、多くの中からそれに最も近い人を選ぶことができます。

 

しかしアラフォーともなると男女とも既婚率が高くなり、そもそも分母となる独身者が圧倒的に少なくなる中で、分子が条件×年々厳しくなる好み、という計算式では、出現率は天文学的な数字になってしまう、ほとんどありえないと思いませんか?

 

20代なら大勢の中からルックスや性格や趣味などが合う好みのタイプを見つけ、その中から結婚の条件を満たす相手を選ぶことができました。

・好み(フィーリング) → 条件で絞り込み

 

でもアラフォーは逆の手順を考えていかないと間に合いません。

・条件で絞りこみ → 好み(フィーリング)

 

まず必要最低条件で絞り込み、その中から自分の好みにより近い人を選んだほうが効率的です。以前、非モテ男子のぷーちんの大逆転スピード婚話を書きましたが、彼はまさにこの手法で幸せをつかみとりました。

 

この手法をとるには、まず自分の漠然とした結婚生活とお相手のイメージを、絶対必要な「条件」と、できればそうであってほしい理想の「好み」に仕分けなければなりません。

 

ぜひ書き出してみてください。

結婚生活を送るために絶対ないと困るのが「条件」、あったほうがより楽しい(けどなくてもやってはいける)のが「好み」です。

 

そしてルックス以外の「好み」は、初めから備わっていなくても自分の努力で後から会得する(させる)ことが可能です。

 

私自身も、どんな人がいいの?と聞かれれば妄想めいた回答をしていましたが、ふと思い立って仕分けたところ、お相手に求める条件は年収と教養だけだとわかりました。好みは条件のクリアレベルでいかようにも補える(年収高ければそれ以外のことが多少難ありでもカバーできる)、あとはフィーリングでどうとでもなるかもと、自分の中のハードルが意外と低いことがわかりました。

 

 そう気付くと、アプローチをいただいた可もなく不可もなかった人も実はなにげに条件をクリアしている、自分の努力次第では理想的なお付き合いができるかもと再認識し希望が湧いてきました。

 

そして人に聞かれた時も、条件だけを言うようになりました。年収と教養だけでも十分難易度は高いのかもしれませんが、たった2つの条件であれば該当者が具体化しやすいようです。言ったその場で自ら立候補してくださる方もいました。ぜひ仕分け作業をして条件の絞り込みを行い、条件だけを人に伝えてください。ご紹介が増える可能性が高まります。

 

最後に、絞り込んだ条件は簡単に変えないでください。

あなたが自分で考えて絞り込んだ条件は、あなたが幸せになる上で最低限必要なことなのです。だから安易に条件を下げてはいけません。好みではなく条件面の妥協は、結婚生活の土台を下方修正するということです。自ずとその上に建つ理想も縮小せざるを得なくなります。

 

あなたが幸せになるための結婚です、どうでもいいことへのこだわりを捨てることは大事ですが、あなたにとって本当に大切なことは絶対に諦めないでくださいね!