そもそも恋愛できるのか?
すっかり汚れてしまった私の心はそんな疑問をもっていました。
いいなぁ素敵だなぁと思うことはたくさんありますが、
愛せるか?惚れてるか?と言われるとそうそうありません。
経験値や自他に対する分析能力が上がり、その先の予想ができてしまう。
そして若い頃よりずっと傷つきやすく臆病になっていますよね。
結婚ではなく、恋愛のリハビリ目的として婚活サイトを利用しました。
無駄なメールを避けるために条件設定は思い切り高飛車にしています。
条件設定した上でかつ恋愛対象者となるとどうしても値踏みしがち。
スペック以外にも言葉遣いとか、誘うタイミングとか、利用する店とか、
デート中の振る舞いとか、服装とか…減点法でダメにしていくパターンですね。
一進一退が続く中で、プロフが気になる人を偶然見つけました。
その方は年もかなり上だしハンサムでもないし仕事も年収も不明でしたが、
プロフの文章が面白かったので興味本位でメールしてみました。
良い人だったら会ってもいいかも?べつに返事なくてもいいけど、
その程度のテンションでした。
返事をいただいて、以後数回やりとりしました。
プロフ上の趣味やライフスタイルは全然共有できる部分がないのですが、
メールの心遣いや内容や展開具合が私にとってちょうどいい心地よさで、
ランチに誘われた時は即OKしました。
現れたその人は、服装超ダサめの普通のおじさんでした。。。
お店もカジュアルな雰囲気で、ランチも1,500円ほどのお安さ。
あれほど初対面での店や服装やマナーに厳しい意見を持っていたのに、
そんな初デートでも不思議と嫌な感じがしませんでした。
話が盛り上がり、3時間くらいおしゃべりし続けました。
その間、きみのこの写真ってさ変な顔してるよねとか、
あなたのその服ってデート向きじゃないわよね、とか
初見なのにお互いツッコミまくりでLOVEというより意気投合って感じでした。
そのあと彼の買い物について行き、また軽く飲んで駅で別れました。
それからというもの、彼に会いたくて仕方がありません。
これって恋ですよね!!!!いえ〜ぃ!(←バカ)
別にその時期ほかに相手がいなかったわけではないんですよ。
2〜3度デートした並みスペック男性のJさんにも誘われていましたし、
別の会員からも熱心に誠実なアプローチをいただいていましたし、
知人から超ハイスペック男性とのお見合い話も持ちかけられていました。
日照り続きでもないのに、条件確認もしてないオジさんにときめいてしまうなんて、
おお、まだ私にも恋をする力が残っていたのかと感慨無量です。
初めてのデートのあとよければまたお会いしたいですと自分から誘いました。
2度めで「やっぱないわ〜」と思ったら即フェイドアウトでいいわけですし。
先方も丁寧なお返事をくださりすぐに次のデートも決まりました。
仕事先も年収も知らないのに、
ただのおしゃべり好きのダサいおじさんなのに、
私は彼に夢中でクレイジーな状況です。もちろんチューもHもOKです。
これが恋でなければなんなのでしょう。
この方とはどうなるかわかりませんが、
こういう人が2〜3人いれば日々は輝きますし、
1人と恋が終わってしまっても他にも居ればダメージも少なくてすみます。
恋って楽しいものだったよ〜と思い出したので、
恋人候補生づくりにますます精進する意欲が湧いてまいりました。
脳から良い成分がでているのか、
ご飯も美味しいし部屋の掃除や衣替えも順調に進むしなんだか幸せです。
恋は結果だけが重要ではないと思いました。
こんな風に毎日をウキウキ過ごせることが恋の最大の恩恵なのです!!!