東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

婚活に行き詰まったら観てほしい、This Is Us (USドラマ)。

婚活に行き詰まることってありますよね。

いい人に巡り会えないとき、

何が正解かわからなくなったとき。

今回は婚活のHOW TOではなく、アメリカのあるドラマをお勧めしたいです。

 

「This Is Us」というこのドラマは、

多くの賞を受賞している評価の高いファミリードラマです。

日本でもシーズン1〜4までアマプラなどで見ることができます。

ここであらすじは語りません。

家族にまつわる様々なお話で、

ひとつひとつはよくある内容かもしれませんが、面白さは全米のお墨付きです。

 

婚活に行き詰まったあなたに見てほしいポイントは、

このドラマの中で繰り返される、夫婦や家族が問題解決をしていく姿です。

 

私たちが婚活をしているときに注目しがちなのは、

容姿の好みや経済力・どこで暮らすかなどの環境、

あるいは性格や体のフィーリングや考え方が合うかどうかです。

 

しかしそのようにお相手を探しているけどなかなかうまくいかない人や、

そのうちに、自分はそもそも結婚したいのかわからなくなってきた、

結婚に向いていないのではないかと思い始めたというような人は、

結婚に対する目線を変えてみたらどうかと思うのです。

 

そもそも結婚ってなんだろう?

夫婦ってどういうものなんだろう?

どうやって家族になっていくのだろう?など、

根本的なことを真剣に考えたことありますか?

 

私がアラフォーで実際に結婚(事実婚)をしてみて実感したのが、

夫婦や家族って結婚をしたから子供ができたから完成するものではなく、

そこからひとつひとつ積み上げて徐々に夫婦や家族に成っていくもの、

少しずつ深めていくものなんだなーということです。

 

それをドラマで結婚前に擬似体験しておくのは有意義なことだと思います。

ドラマの中では様々な家族の問題が起こります。

内容は現代の生活で個々人で起こりうる悩みや問題です。

それをひとつずつ当人たちが悩んで話し合って行き詰まって乗り越える姿を描いています。

 

話し合い続け、向き合い続けることができるか、

夫婦や兄弟や親子といった家族の問題や悩みに自分自身が覚悟を持てるか、

家族としてサポートする気持ちを持てるか、

一緒に解決に向けて向き合えるか、

それこそが結婚生活そのものです。家族そのものです。

 

しかし実際に婚活中の私たちは、

家族を作っていくことに対してあまり想像や覚悟がができていません。

 

ドラマではアメリカが舞台ということもあり、

非常に多くの会話で家族間のコミュニケーションがあります。

自分の気持ちを相手に語ったり、相手に話をさせたり、

アドバイスを求めたり、要求を突きつけたり、ビジョンを話して聞かせたり。

 

日本では語らずに察する美徳を追求しがちですが、

結婚生活に必要なのは能動的で直接的なコミュニケーションです。

ドラマの登場人物たちが、夫婦で、兄弟で、親子で、

繰り返し繰り返し話し合い、

主張し合い、

怒ったり受け入れたりしながら、

自分の家族や自分の生き方というものを形成していきます。

 

「家族で」どのように乗り越えていくか、

その姿には婚活中の人にも学ぶところがたくさんあると思うのです。

ドラマの力で想像を膨らませて考えてみることが後々大変役立つと私は思います。

 

私は事実婚後にこのドラマを観たのですが、

私ってどういう家族を作りたかったのだろうとか、

今の夫にドラマのような問題が起こったとき妻としてどう対処するだろうかとか、

夫や親を相手にこんなに本音で話し合いができるだろうかとか、

愛情を持って相手を良い方向に変える根気や力があるだろうかとか、

いろいろと考えさせられました。

 

そして現実にそれなりに問題を乗り越えてきたのを振り返ると、

それまでのただの同棲カップルだった時よりも、

主張をし、考えを示し、話し合い、受け入れ、諦め、信じ、

また話し合って向き合い続ける作業を繰り返しています。

そうして少しずつ彼と家族になってきていると思います。

今家族を形成している、夫婦に成っていってるのだな思うのです。

 

ドラマで結婚生活や夫婦や親の擬似体験をしてみてください。

見終わったあとに、相手選びの見る目が少し変わったりするかもしれません(笑)

 

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以下 余談

 

アラフォー知人女性に最近聞いた婚活話があります。

熱烈に口説かれてたから付き合ったのに、

付き合ったとたん彼は仕事の愚痴ばかり言うようになり、

遠距離だしコロナのせいで会えないしイヤで2ヶ月で別れた。

あんなに好きだと言ったのにたいして大事にしてくれなかったし、

やっと婚活に終止符が打てると思ったのに、

アラフォーで失恋なんて辛すぎるぴえん!

とか言ってたんすよ・・・。

 

熱心に婚活してるって言ってた割には、

この子は結婚とか夫婦に対する覚悟が全然ないなーと感じました。

 

私が思ったのは、

・そもそも自分から振っといてなにが失恋した悲しいぴえんだ

・遠距離もコロナも最初からわかってつきあったのではないか

・遠距離の彼にどれほどのものを求めてたのか

・自分は彼に何を与えてやれたのか

・遠距離でコロナ禍で会えなくて寂しいのは彼も同じ

・仕事の愚痴も聞いてやれないのか

・それもたった2ヶ月!

 

アラフォーで婚活してて付き合ってその程度のことで別れるの?

ていうか、その程度の心構えで婚活してるの?

 

この人たぶん結婚できないままどんどん歳だけ取るタイプだわ・・・

と内心思いました。

 

女子大生なら別にそれでいいんですけど、

仮にも40前後で婚活してちゃんとつきあおうと決心した人なわけで。

お姫様気分のまま自分が相手にしてもらうことばっかり考えてて、

自分が愛するとか、彼をケアするとか言う考えが皆無に見えませんか?

ひどい彼でしょー?私かわいそうでしょー?って慰めを求めてるけど、

うーん、どうだろう?(失笑)

 

コロナで生活様式が変わったり厳しくなっていく時代です。

夫婦として家族としてどう対処していくのか、

自分の家族観や生き方を再確認する意味でもご視聴をおすすめしたい、

素晴らしい作品です。