東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 in Tokyo

事実婚だと足りないかもと感じる時

彼との話になります、

彼も私も年齢を重ねた結果、今では法的な関係は必要としない考え方です。

パートナーとして順調にお付き合いを続けていますが、

正式な関係じゃないと面倒だなぁとかやっぱり不安だなぁと思うことがあります。

 

私に病気が見つかり色々と手続きを進めないといけなくなったことがありました。

何をするにも書類上は保証人や家族のサインが必要になります。

 

どこまで頼んでいいんだろう?

 

何かあっときの緊急連絡先としてなら迷わず彼を指定できますが、

お金に関わること、緊急時の意思決定や死んだときの身元引受けなど、

やや重い内容になったとき、

こんなことまで果たして頼んでいいの?とか、

頼まれた彼もそこまでは引き受けたくないと内心思うんじゃないか?とか、

どこまで頼っていいものか線引きに悩むんですよね。

 

公的な関係じゃないから義務ではなく任意になる、だからこそ難しい。

 

彼に重いと思われたらどうしようとか、

はっきりと「いやそこまではできないよ、そんなことは親に頼んで」と

拒絶されたらショックだなとか...すごくショックだなとか...。

 

 

パートナーとの相互補完関係って形成していくもので、

私たちカップルは付き合って短いのでまだまだ形成段階なんです。

ところが今回は先に不測の事態が来てしまった。

考えればアラフォーなんですから病気や介護がいつ来てもおかしくないですよね。

 

付き合いが長い事実婚のアラフォーの友達の場合、

カップルAは親兄弟も自分たちもまだ何も健康や経済的な問題はありませんので、

それぞれの仕事や遊びに打ち込んで自分たちのことだけ考えて上手くやっています。

カップルBは彼に家族の介護問題が発生していて、

彼女との付き合いにも影響が出始めてきました。

 

 

カップルAは彼女の方が彼に対する依存心が強すぎ、

日々の生活態度から付き合う前の借金の返済の建て替えまで彼に頼っています。

彼女のことが好きだけど、一生全ての責任を持つのはキツイかもと、

彼が最後の逃げ道として法的関係にストップをかけているように見えます。

カップルBは彼の方が自分の家族の問題を彼女にも手伝って欲しいと期待しています。

その依存心ゆえ、彼女の方が法的な関係になることを尻込みしています。

彼女の生き方は他家の厄介ごとは引き受けたくない、

それで別れることになってもいい、

自分の問題も彼には頼らない、だから付かず離れずの関係がベスト、

そう思っています。

 

どちらかが依存しすぎればたちまち崩壊するのが事実婚なのかもしれません。

自立した大人のパートナー制度といえばそうに違いないのですが、

責任で縛ることができないのも事実婚の現実だと思いました。

生きていく中で責任で縛らないと乗り越えられないことも多発する、

それがアラフォーだと。

 

 

わたしは思い切ってもしもの時の保証人やらを重いお願いを彼にしてみました。

彼は内容を書面できっちり確認した後、即答で快諾してくれました。

『その内容なら問題ない』という意味でしょう、

君が困ってることは全て任せて、ということではないのはわかります。

 

しかし入院中は1日置きに見舞いに来てくれ、

老齢の親にも定期的に状況報告を入れてくれていたようです。

人として本当にちゃんとした彼氏だと感謝しました。

 

ただ、彼に頼るには限定的だという認識を改めて持ちました。

私の病状を彼氏にも説明するか?という医師の質問にはNOと答えましたし、

私の親にも、彼は親切な友人であって家族ではないから、

彼を頼りすぎないで欲しい、あてにしないで欲しいとお願いしました。

 

これが私の彼に対する現状の心の距離感、居心地の良い関係性なのだと思います。

 

実は彼とのやり取りの中で、私には依存心が強くあることに気づきました。

私の緊急時に彼もたまたま家族のことで用事があったのですが、

その予定を繰り上げて飛んで帰ってきてくれるようなこともありませんでしたし、

ちょうど悪天候で交通機関がマヒしているタイミングだったため、

通常の立会いも場合によってはパスして落ち着いたあとで行くかもしれないと

そういう彼のスタンスに正直少しがっかりしたのを覚えています。

 

彼にとって私が当たり前のように最優先であって欲しいと

どこかで期待していたのだと思います。

しかし、私も彼の家族を最優先にして欲しいと思っていたし、

私の状況もそこまで緊急性が高いとはいえなかったので

別に一緒にいなくてもいい、時間ができたら顔を見せてくれればいい、

そのように彼に念を押して伝えていました。

実際、物理的にそこまで緊急ではなかったからです。

でも心理的には緊急時で、誰よりも彼にそばにいて欲しいと思っていました。

私も彼に無理なお願いをしなかったし、

彼も大げさに考えず段取りを上手に組んでできることをちゃんと処理したし、

判断や行動はベストだったと言えるのですが、

なんでしょう、心の奥の方で寂しさや自分の依存心を感じずにはいられませんでした。

 

これを愛情あるなしうんぬんかんぬんと悩むのがアラサーでしたが、

今は彼の愛情に疑いはないし、

自分の遠慮は自立であり、

若い頃のように依存心に振り回されるのは逆に不幸だと思っています。

ただ責任に縛られていない不安定さ心許なさみたいなものって、

年々シビアな話が出てくるたびに身に沁みてくるのかなと。

ちょっと複雑な気持ちになったのは確かです。

 

女としての地位を安泰にするために、というよりも

老後の補完関係をより強固にするために、

入籍して家族となりお互いに責任で縛る、

そんな結婚がアラフォーには必要なのかもしれませんわねえ。。。