東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

大人の婚活の視点・重点

アラフォーの婚活の末に今のパートナーと出会って事実婚専業主婦をしています。

SNSでも頻繁に「婚活疲れた...」「いい人いない」「もう一人で生きる覚悟を持ち始めた」という大人の婚活疲れの嘆きを目にします。

若い頃の同棲生活などとは違い結婚生活というものはこういうことなんだなとようやく理解し、婚活しているときに持つべきだった視点や重点を書いてみました。ご参考になれば幸いです。

 

結婚=生活

恋人と結婚相手はやっぱり違うのかな?って疑問に思うこと一度ならずありますよね。私なりの結論は、大人の結婚は恋愛の延長ってだけではないな、ということです。

好きになって気持ちが高まってずっと一緒にいたい=結婚!という恋愛のゴール的な結婚はやっぱり30歳までの話かなと今では思います。大人(想定では35歳アラフォー以上)の人が「さあそろそろ結婚したいな」と思って婚活に本腰を入れて目指す結婚は、視点をガラリと変えた方が良いと思うんですよね。

結婚ってザ・生活そのものです。そこが恋愛要素が強かった若い頃とは一番切り替えて考えるべき点。アラフォーでは生活の大変さを理解しているはずですよね。結婚とは経済面・子供を持つなど大きな将来設計の変化です。

もう自分の生き方ってそこそこ固まってると思うんですよ、仕事も責任が重くなってくるし自分のライフスタイルも出来上がっている。そうなってから大きな生活の変化を受け入れるわけです。選ぶべき相手の条件やこういう人ならこんな生活になるなぁって想像できるじゃないですか?

恋愛脳からのアプローチより、すでに固まっている生活面の将来設計としての結婚及び実現可能な相手選びをした方がいいと思います。

 

自分が結婚生活を支えるという覚悟があるか

結婚生活っていろんなことが起こります。相手の浮気や病気や離職や子供の問題や何も起こらない家庭などありません。そんなとき、自分は家庭の構成員としてどんな役に立てるのでしょう?私も若い頃は相手がどんな暮らしを与えてくれるかばっかり考えてましたが、自分はどうなの?って今では思います(笑)

遅い結婚をした女友達の話ですが。夫さんは朗らかな性格で安定した職に就いている家事もできる温厚な人でした。でも結婚2年目で夫さんが病気になって休職することになったのです。収入は4割減。それまで自分のこづかい稼ぎ気分で働いていた彼女は突如経済的な屋台骨にならざるを得なくなりました。家事も夫の体調不良によって頼れなくなりました。

こんな結婚生活を彼女は全く予想していなかったでしょう。彼女が結婚したのは、健康で家事ができて自分の実家にもすぐ帰れる立地の年収600万の男性だったのに。このまま独身でも将来が不安だな寂しいなと思って婚活をして、白馬に乗ったプリンスチャーミングではなくて現実的な安定した人生を送れる相手を選んだはずだったのに。

ところが予想外の苦労にも、彼女は「今は私が支える時だから。お互い支え合うのが結婚でしょ?」と黙々と働き家事をし病気の夫を実に立派に支えています。なんて素晴らしい女性なのだろうと私は感銘を受けました。彼女が精神的に大人で覚悟を持って結婚したからこそ今冷静に対処できているんだろうなと思います。これが30歳だったら、こんなはずじゃなかった!もっと他にいい人いるはず!って別れてるかも。

結婚というものを改めて彼女から学んだ気がしました。相手の困難をも一緒に背負って乗り越えるのが、それが結婚ってものなんですよねー。

そんなの嫌、一人の方が気楽だという考えの人は無理に結婚しない方がいいんじゃないかなと私は思います。結婚に不向きな人もいると思うんです、自分のことは自分でできるし他人の面倒まで見る自信がないって、この年齢だからこそ綺麗事ばかり言ってられないのも理解できます。

結婚って自分の家庭を持つってことだし自分も家族の主要構成員ってことです。家族の問題を一緒に背負うってことなんです。婚活で相手は自分にどれだけ与えてくれるのかばかり考えてしまってるなら、自分って妻としてどんな役に立てるだろうかとか、苦労があった際に一緒に話し合ってやっていける相手だろうかとか、そういう視点でも考えてみることを勧めたいです。

もはやアラフォー、平均的な基準や手順はあてはまらない

婚活で完璧を求めてると期待と失望の繰り返しで疲れてしまいます。時間だけが過ぎてますます婚活が億劫になる負のスパイラルにハマる前に行動してみてほしい。

結婚願望があるならほどほどで一度結婚してみればいいと私は思うのです。仕事を辞めなければいつだって1人に戻れるわけですし。結婚してみて見極めてから子作りに踏み切る順番でもいいのではないでしょうか。

知人で40歳の時にとにかく子供が早く欲しくてその時たまたま出会った人と先に子供を作ってから結婚した人がいます。夫のスペックはまだよく見極めてなかったけれど、彼女には高収入の仕事があるのでもし離婚することがあっても子供と自分の生活はなんとかなるっていう考えでした。その考えを聞いた時は驚きましたが家庭は意外とうまく行っており、結婚生活に求めるものと実現可能なことが明確な人はそれでもいいんだと思います。

逆にもう働きたくなくて専業主婦になりたい!っていう人も多いと思います。昨今の年収400万円時代は厳しいですが、自分にも相手にもある程度の貯金があって子供を持たないなら無理な話じゃないと思います。アラフォーだからこそ準備ができていることや諦められることも増えているはずです。

アラサーの頃の平均的な理想や基準や順序はもう当てはまらないことに気づきましょう。親からのプレッシャーも多いですが(笑)

平均的な何か、普通ならこう、という自分でもよくわかってないものに縛りつけているのは自分自身なので自分を解放してみてほしい!