知人の話です。
10年以上の付き合いのパートナーと突然別れることになったそうで。
理由はいろいろあるようですが怒りに任せて完全に破局したらしく、
40を過ぎて想定外のシングルアゲインに茫然自失になっていました。
想像できますか?40過ぎで突然の一人ぼっちですよ?
彼氏がおらず独身で生きてきた人よりキツくないですか?
心の準備とか一人で生きる覚悟ができていない状態だし、
40代じゃもう未来を楽観視できないというか、
新しい恋愛なんて考えられないと思ってしまうじゃないですか。
その知人も、
籍は入れてないとはいえ生涯の伴侶と決めて長年過ごしてきて、
すっかり戦力外メンバーになってしまっているわけですよ。
キャリアも積んでないし女性としても現役を退いてしまっている。
私もアラフォーで彼と出会い付き合うことができたので、
知人もまだまだ出会いのチャンスはあると思いますが、
たくさん選べたアラサーからいきなりアラフォーへワープして、
そのギャップ...今の自分や今の相手候補の現実に全く追いつけていません。
老いた自分にこの先何のチャンスもないことをひたすら嘆いていました。
これ、思ったよりショッキングな話だ、、、
完全に年増になって別れることになろうとは。
どーするよ!?
あまりの恐ろしさに私は思わず自分に当てはめて考えずにはいられませんでした。
イマ彼とは将来の話もポツポツ出ており、
住む場所や役割&経済負担など現実的な話をしています。
このまま長く一緒にいる予定で人生を再構築し始めたところでした。
そのようにペアの状態がデフォルトだとのんびり過ごしていて、
「あっオレやっぱ国に帰ることにした」(彼は外国人です)
とある日突然別れの時がきたら?
今までは、
お別れしたら寂しいなとか感情面の心配をしていましたが、
そんなことよりも老いてから(とはいえ中途半端にまだ先は長い年齢で)
再び自分1人で全てを背負わなくてはならなくなるのです!
経済的に不足するのは当然のこと、介護や自分の健康問題など、
晩秋〜冬の時代に起こる厳しい通過儀礼を全て1人で乗り越えるなんて。。。
とりあえず私は再度資産管理をしておこうと思いました。
そして漠然と会社勤めをするのではなく、
歳をとって雇ってもらえなくなっても大丈夫なように、
複数の仕事を持つことを検討し始めました。
すでに皆さんは実践されている当たり前のことばかりだったでしょうか?笑
私ってば、男性と生きる=全て男性と分かち合うって思ってたんですね。
でも違うんですよね、
彼がいようと夫がいようと関係なく「自分の人生」は進むのです!
今気づいてよかったと思いました。
自分の人生をしっかり形成した上で誰かと一緒に生きていくのが、
この歳からの将来設計としてはベストじゃないかなと思い至りました。
結婚していても子供がいても変わらず輝いていて、
仕事を続けたり、母でも妻でもない自分を持って活動している人っていますよね。
私は気づくのが遅かったのかもしれませんが、
その人たちは若いうちからそのような生き方を実践していたのかもしれませんね。
きっと子育てが終わっても燃え尽き症候群にならずに良い老後を送れそう。
逆に知人は今も男性ありきの依存体質が抜けていないため、
男性に何とかしてもらう人生をもう一度繰り返そうとしている。
でも年老いてもうそれが見込めない、だから未来に絶望しているんですね。
私は結婚して母親になるのが自分の生きる道と思っていたので、
そうなっていない現実にいまだ適合してないのかもしれません(汗
が、それが若い頃の私の人生設計だったし努力もしたからまあ良しとして、
これからは、誰かと一緒の人生でも独りの人生でも
変わらず行うであろうこと、必要なこと、やりたいことを、
20年計画くらいで実現していこうと思いました。
よくある知人の別れ話が壮大な人生設計の見直しになりましたが、
これが「セカンドライフ」の入り口なのかもしれませんね。。。