東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

そういえば貴金属ってどうよ?_アラフォー専業主婦はパートに出るより投資で稼ぎたいvol.12

金属の高騰が続いていますね。今の金相場で18kが6200〜6400円くらいかな?使わなくなった指輪を買取査定に出した人も多いのではないでしょうか。昔は高かったプラチナも最近は金より価値が下がっていますが、パラジウムの代用としてまた価値が上がってきているとも言われていますよね。バブル世代の人ってつくづく得するようになってるよね〜うらやまシー。

株の話は一旦漬けといて(←お察しください)今回は貴金属について書きたいと思います。

 

投資としての金(きん)なんて考えたこともなかった

そもそも”投資としての金”って何歳くらいから意識するんだろう?

例えば、経営者の家庭育ちの友人は大学生の頃からアクセサリーを買うときはノーブランドでもいいから必ず18金を選んでいました。どうせ買うなら資産になるような金製品を買いなさいと親に言われてるからと。すごい英才教育。

20代の頃の会社の同僚は、貯蓄の一部を金の積立投資にしていました。毎日お弁当を作って持ってきて、毎月5千円の金の積み立て投資を20代で初めていたのです。たった月5千円ですが、20年も続けていればそれなりにまとまった金額になったでしょう。堅実でしっかり者ですよね。

それにひきかえアタイときたら!

全額郵貯に入れっぱなしのような投資リテラシーゼロの私は、お恥ずかしながら10年前くらいまで金を投資対象だと考えたこともありませんでした(°▽°)バカ~

これは全額郵貯に入れとけと教えた親のせいだと思います。うちのママンは自分へのご褒美にたまに安い宝石を買うのが好きで、フラッとそこらへんの宝石屋さんに立ち寄っておしゃべりしてじゃあこれでもいただこうかしらとフィーリングで買っていました。投資や資産として宝飾品を所有することは全く考えてないタイプ。

それなりに数十万円もするのに、きれいだけれど鑑定書もつかない資産価値ほぼゼロの色石ばかり。せめてブランドものであればまだ売りやすいのに、昔の人ってとにかく石がデデンッと乗っかってるやつが好きなのよね(笑)

大人になってからそんな親の姿を見て私も思うところがあり、今後自分がアクセサリーを買うなら資産価値が下がりにくいブランド物か投資にもなる18金のものを買うことにしました。いずれ私が相続するのだからとママンにも検討を願いましたが、石がない指輪なんてときめかないからヤダ!とあっさり却下されております。

 

意識して金のアクセを買うようにしたら・・・

そんなこんなでここ10年はアクセサリーを買う時はなるべく14k〜18kを選ぶようにしました。夫にも記念日などでアクセをプレゼントにくれるならノーブランドでもゴールドにしてほしいとリクエスト。そうして10年の間に自分で買ったりもらったりした金のアクセサリー類がいまの値段でどのくらいになってるのか、ちょっと調べてみました。

例えば5年前に30万くらいで買ったブランドの18kの指輪があるんですけど、最近ネットでし鍋たら、なななんと!50万くらいになっていました。しかも中古でその値段です、ひえーーーっ!上位モデルでもなく大衆向けの価格帯のものでしたが2倍近くまで値上がりとは。5年の間にデザインが廃盤になったらしく入手困難になったのも値上がりの理由かも。

実はその指輪を検討しているとき、他にもダイヤやパールのデザインのものも気になっていました。今思うと、同じ30万くらいの予算で宝石がついていれば、その分ゴールドの地金部分は少なかったはずです。定価30万くらいの指輪に使われている小さなダイヤや真珠はたいしたものではなく鑑定しても資産価値はほぼゼロです。もしそちらを買っていたら地金が少ない分おそらく10万円くらいの価値にしかならなかったでしょう。買う時に同じ金額を払っても、5年後に50万になるものと10万にしかならないものと差が出るんだなぁと実感しました。

 

そういえば高級腕時計も貴金属だ

高級腕時計も値上がりしているというネット記事をみかけ、そっか時計も金属を使っているし指輪より重いし、高級腕時計ならなおさら装飾的な要素も高くゴールドなんかも多用されているよねと今さら気づきました。高級腕時計ってある意味投資商品なのよねと、お金持ちの外国人から聞いたことがありますがまさにこのことなんですね。

あと、今若い人の間でもヴィンテージ品が人気という記事も読んだことがあります。確かに東京でも、ヴィンテージを扱う若い人向けのセレクトショップも多いし、服やバッグだけじゃなくて昔のロレックスとかオメガとか腕時計も置いていました。年収300万時代の今の若い人には新品のロレックスなど現実味がない値段なのかもしれないし、その分少し買いやすい価格帯で他人と被りにくいデザインやレトロな雰囲気のUSEDやヴィンテージが見直されているのかもしれませんねー。

うちにはパティックの金無垢のような超高級品は逆立ちしても出てこないけど、昔買った大衆向けロレックスくらいならある。どうだろう?そんなのでも投資対象になるのかな?とまたまた調べてみると、中古でも購入当時より+25万になってる!まじかー。もちろん状態によりますが、中古なのに確実に昔買った新品の値段より上がっているのは驚きですね。

メタル不足と円安のWパンチで、新品が高くて商品の流通量も少なく入荷も遅いため中古市場が活性化してるんだろうなぁ(車も新車の納期に何年もかかるので中古車がよく売れてて価格が前より上がってると聞きます)。

 

長年の間に供給と需要は変動しそこに投資チャンスが生まれるのね

若い時には指輪や時計を買う時にそれがいつか値上がりするかもなどと考えもしませんでしたが、長い年月の間には需要・供給バランスが変わり、そこに投資の余地が発生するものなんですなぁ・・・今回すごくわかりやすく体験できました。

また、安く買ったものが高く売れることがベストだけど、常日頃から不要になって売る時が来たときに価値が下がりにくいものを選んで買っておくと心がけることも大事だよなぁ。うちのママンのようにジュエリーに100万使っても、投資目線がなければ二束三文の値段しかつきません。物の価値ってデザインとか接客とかアフターケアとか雰囲気とかも全部含めてだし何を重視するかは人それぞれなのだけど、投資という視点で考えると、それなりの予算を使うのであれば値下がりしにくいものや変動で値上がりする可能性があるものを意識しておくことってとても重要だと思いました。

 

実は私が資産と呼べる数少ない物のひとつにヴィンテージの18kの腕時計があります。10年ほど前に一生モノのつもりで思い切って買った品です。購入時で製造から50年経っている古いモノですがベルトまで金でできており、このブランドが仮に今同じものを作ろうとしたら当時より金相場が上がっているから売値も4倍以上になるだろうと店主が言っていたのを覚えています。

一生モノと思って買った時計ですが、購入時の金相場から2倍くらいに今なっているんですよね〜1回買取り査定に出してみようかなぁ・・・。