東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

子なしアラフォーの老後対策

40を境に老後を視野に入れていろいろと転換を始めようと思い、

人生設計の引き直しをして、実現していってることを書きますね。

 

銀行預金をやめ投資を強化

老後資金づくりですね。私は今専業主婦なので無収入なのですが、今まで働いていた頃の貯蓄がありますので、それらをいったん整理しました。

FPをやっている友達自身が自分も実際にやっていると言っていたのですが、今銀行に預けていても利子がつかないので意味がない、税金控除もあるしNISAやiDeCoをしておいた方がまだマシだと。私も数年前から同じ意見を持っていて、最低限の生活資金以外は預金から引き出し、保険と投資に回しました。

昭和の人間ですので預金信者だったのですが、冷静に昔の通帳と現在のを見比べて、ぜんっぜん利子が付いてない現実をとうとう認めました。銀行に入れていてもカード引き落としなどで減ることはあっても増えませんし。

お金・投資カテで実際に加入した保険商品や投資結果などを書いていますが、ただ預金だけしているより絶対良かったです。非正規雇用には退職金なんてありませんので、老後資金2000万を目指して運用をがんばります(笑)

 

お金より時間を優先する

何度かこの日記でも書いていますが、40代になったら社畜を降りて勤務時間を減らそうと漠然と思っていました。きっかけは、親しい人の死や自分の持病悪化などを経験し、人生は有限だと思い知ったからです。

朝起きて会社に行って夜帰ってきて土日休むというサイクルは、果たしてなんのためにしているのかというところに立ち戻りました。家賃のため食費のため都会で豊かに暮らすためです。

銀座に歌舞伎を見に行って表参道でランチするような生活はもう堪能しました。服も靴もたくさん持っていますし、もう別に物の豊かさは要らないし、じゃあお金もそんなに稼がなくてもいいじゃん。

それよりも、週3〜4の派遣仕事にして、家でゆっくりしたり実家の親のケアをしたり好きなことをする時間を増やしていこうと。少なくなった収入は投資で少しでも補えばいいと。

そう決めて実際に少しずつその体制に変えていきました。そんな時間的余裕の中で夫とも出会いました。ヘタをすると野垂れ死にしてしまっていたプランかもしれませんが、やっぱり自分でこうだと決めて信念を持って行動すれば道は拓けていくのだなと思います。

 

独りよりパートナーと生きる選択

完全自立の独りではなく、誰かと寄り添って生きる人生を選びました。結婚という形を選ぶかどうかはおいといて、独立独歩より助け合って生きたいと思ったからです。計画というより性格ですね。

上記の通り、経済的自由より時間的自由を選ぶことを決意したのち夫と出会いました。タイミングがちょうど良かったというか、時間を優先させたくて勤務量を減らしたいのと、いろいろ独りでは厳しいなという年齢的な気持ちの疲れもありました。

経済的に助かるという利点ももちろん理由のひとつですが、それだけではなく、独りで背負う苦労よりも、二人で生きる苦労を受け入れたいと思ったからです。

自分が愛されたり助けてもらえることはメリットですが、それだけではなくて、逆に誰かのことを気にかけたり誰かを助けたりできるって素敵じゃないですか、そういう人がいるだけで。究極の話、ひとりにはいつでも戻れるんです、だから、二人の時間を持てるうちはできる限りそうしていたいと思うんです。

なんでしょうね、ラクしたいはずなのですが修行も必要だ、みたいな気持ちです。

 

お金と死と墓の話を親とする

ザックリですが、もしものときどうして欲しい?費用はあるか?みたいな話をしました。兄弟揃ってとなると大掛かりだし、親のほうも構えてしまってお茶を濁すだろうし、カジュアルにさらっと個別に話題にした感じです。

我が実家では実際にメイン稼働するのは私と思われます。自分の持病が悪化したことがあったので、そのタイミングで自分の生命保険や葬式代などについて親に考えを話し、ところであなたたちになにかあったとき私はどうすればいいの?みたいな感じでついでに聞きました。

その後も、年長の親戚に不幸があったり入院したりするたびに、我らだったらどうする?と何度か話題に出していくことで、親に必要なことだと思ってもらえるようにしました。

全て明確にはなっていませんが、とりあえず葬式代はすぐ使える形で確保しておいてもらってます。入院費用としても使えますし、それだけでも備えられて気が楽。

介護やお墓の話は親もなかなか乗り気じゃありませんが、少なくとも私自身がどういう考えなのか伝えることは意味があると思っています。希望があるなら自分たちで施設の候補を見つけておいてほしいとか、私に墓守りをさせたら墓じまいするつもりだとか。

私にできることできないことをはっきりと先に言っておくだけで、親は親なりに考えたり諦めたりするきっかけになると思うので、とても大事なことだと思います。

 

子供のいない女友達に老後支え合おうねと声をかけておく

独身や子なしの友達に、老後は同じマンションに住もうねと言っています。地元の友達なら、一番広い家を相続した人のところに集まろうとか。バツイチの子も増えているので、実家も含めると売れない家ばっかり相続している女性だらけになりそうです。うちも夫が年上なので確実に寡婦になる予定。

田舎など80オーバーの一人暮らしのお婆さんばかりです。気にかけ合う仲間がいれば心強いし、世話を焼く相手がいる方が頭もはっきりしそう。

40代になるともう独りで確定!という友達も多く、兄弟姉妹とも仲が悪かったりで逆に気を使うから友達くらいの距離感の他人の方が甘えやすいし受け入れやすいし程よい自立ができそうだと、あながち冗談ではないムードに年々なってきました。

私たちの世代は若い時より孤独に慣れているかもしれません。孤独死したらどうしようって思わないで、自分で相互扶助コミュニティを作ろうとしています。近くに農園がある施設に一緒に入って野菜作ろうかとか、孫の代わりに可愛がりたいので学童併設の老人シェアハウスみたいなのはどう?とか、夢は広がります。

 

遺伝性疾患を理解して定期検診

自分の家系に多い疾患は必ず把握しておく方がいいと思います。その上で、会社健保や国保の健康診断だけではなく、遺伝性疾患の検査も定期的にしたほうがいい。

やるならアラフォーあたりからだと思っています。私は30代半ばで一度人間ドックをして全てクリアにしておき、その後徐々に親や祖父母の持病に関係する疾患に絞り込んで体調把握をしています。家系に多い持病関連で、なにか少しでも体調の異変を感じたら、自費であったとしても検査を受けます。年に1回健診があるときにオプションで追加してもいい。

今まで大丈夫だったからではなく、遺伝性疾患は当然なんらかが出てくるものだと思い、40代で発覚するなら進行が早い可能性が高いのでとにかく検査をすることが大事と考えます。

それまで健康だった友達がいきなり脳溢血になり、大手術を何度も受けることになったのを目の当たりにしました。その友達は食事や運動など健康管理をちゃんとしており、そのように健康的な日々を送っていたので、肝心の自分の家族に多い高血圧や脳の疾患に全く注意を払ってなかったのです。少しでも心当たりがあるのなら、無事の確認のために検査を受けましょう!

 

85歳まで生きるつもりで憂えない

65歳からその後20年くらいどうしよう?みたいな話になりがちなのですが、私は病気をしたときに、85歳まで生きないかも知れないんだということを実感しました。

将来を憂い、老後にお金が不足したらどうしようとか、独りで認知症になったらどうしようとか、孤独死して発見が遅れたら嫌だとか、いろいろ考えて辛くなってしまいます。

でも、70歳でピンピンコロリで死ぬかも知れないじゃないですか。今は特にコロナ禍ですし。40代はどちらかといえば危険領域に片足突っ込んでいるわけで。軽症でも後遺症がどれくらい寿命に関係してくるかわかったものではありません。

85歳まで生きる想定をして不安な人生を送ることは時間の無駄遣いだと思うんです。いつ終わるとも知れない貴重な時間を一生懸命不安に費やすのですから。40になったら確実に折り返し地点です、でも残り半分とは限らない。いかに悔いなく幸せを感じて生きるかに時間を費やしたいです。

 

夫に「どう生きたい?」って聞く

私たちは数年前に出会って、二人で生きる選択をしたのはほんの最近なんですけれども。二人とももう歳なので、それぞれの生き方を尊重しようとしています。

現状事実婚を選択しているのも、各人の生き方が入籍という形にあてはまらないから。解消しようと思ったらいつでもできる関係ゆえ、相手を尊重しようという意識が高いです。

例えば単なる夫婦喧嘩のとき、極限まで突き詰めると、結局あなたは私と一緒に生きていきたいか?という話に至ります。一緒にいたいならどう是正する?どう折り合う?と。

あるいは夫婦問題以外の大きな決断を迫られる時、あなたはどういう生き方を選びたいですか?とか、私のサポートが必要ですか?とか。

これは、お互いがもう若くないからこそ、共に生きる約束はしたけれども残り時間が限られている中で、相手を縛るようなことはしたくない。もし、二人でいることで自分の生き方を大きく曲げたり不可能あるいは非常に辛い事態になるのであれば、お互いに自分のしたい生き方をしよう、そして相手はできる限り尊重しようと、そういう取り組みです。

 

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子供はいないし最後は女ばかりになるのですから、

ある程度自立できるだけの蓄えと、

どうしてる?なにか手伝おうか?一緒にいようよと、

言ってもらえて行ってあげられるコミュニティを作ることが大事だと考えていて、

今から行動していけばまだ15年ぐらい猶予があるのではないでしょうか。

子供がいないということは、憂いや心配やかかる経費も時間も発生しないわけで。

私は子供の代わりに自分の自由を手に入れたと前向きに考えて、

それを最大限楽しめるように生きていきたいです。