東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

アラフォー専業主婦はパートに出るより投資で稼ぎたいvol.3_3月30日権利落ちと特別気配

アラフォー専業主婦の株のお勉強実践編、

3月末決算企業の権利落ち日に株価をチェックしながら考えたことを書きまーす。

 

勉強中だからちょっと復習させてね・・・

先日買った株のうちのいくつかが3末決算でした、株主優待や配当金がもらえるなどの、株主の権利が発生するのが3末で、そこから2営業日さかのぼった日にその株を持っていればよいと言う日が権利付最終売買日、それが2020年で言うと3月27日(金)でした。

そして、権利は確保したからもう売っちゃても大丈夫!という権利落ち日が、本日3月30日(月)でなのであります。

 

権利日付近は意識することが多い

まず、株主優待や配当金だけが目当ての短期ホルダーさんが権利付3/27に向かって買うので株価は上がりがち。これは多くの企業でもよくある傾向、株主優待が趣味みたいな人も多いですよね。

そして、権利だけ取得して手放してもいい権利落ち日には、短期ホルダーさんにとっては用済みになるのでとっとと売っぱらわれてしまうとのこと。

しかもこの日は、前に安値で買っていた中長期ホルダーさんまでもが「お、ずいぶん上がったな、ここらで売って利益確定しとこ」と3/30の朝イチで売ってしまわれることもある。

 

この3/27と3/30ってお勉強実践中の私にとっては初めての大きなイベントで、

いよいよ、いつ売りに出すかという判断をするステップに突入したのです。

 

私は先日コロナショックで市場全体がガタ落ちしたときに仕込んだ株なので、

・3/27までは待って配当金をいただく権利を獲得したい、

・買った時より15%くらい上がっているなら3/30には売ってもいい

という考えでした。

 

買った企業自体はウイルスの影響をあまり受けない(はず)でも、その後アメリカの感染状況が悪化の方向だったため、さらに何段階か日本の市場全体が下がりました。

中長期ホールド前提で買ったからよいものの、さすがに含み損が50万近くマイナスになった時は、短期売買はやっぱり向いてないとか信用取引は絶対しないでおこうとか、いろいろ考えましたね。。。

しかもこんな荒れ相場の上に、今年は権利つき最終日と権利落ち日の間に土日が挟まっている。この土日の間にも、世界規模の話だったり業界や企業そのものの情報だったりいろんなニュースが出ました。

 

さあどうすんだ、月曜の朝にはどんな有様になっているのか。。。

 

そして本日朝から株価をチェックしているのですが、

 →3/27までに思ったほど株価は上がらなかった

 →権利落ち日の今日、やはり朝から下げ傾向

というような状況です。

 

先日買った株の中でもメインのやつの業績予想がかなり良かったのですが、配当目当ての短期ホルダーさんが上げてくれても予想したほどは上がりませんでした。そして今朝、やっぱり売りが先行して一旦さがっています。やっぱり世界が(特にアメリカが)経済の先行きに不安要素を抱えているので、市場全体が思ったより活発にならなかったからかなー。

 

権利を獲得したら、次は売り時を考えねば

イベントを乗り越え株のお勉強は続く、次に私が考えなくてはいけないのは、

・配当金ももらえる予定だし株価も上がってるし、ここで一旦利益確定しとくべきか?

・業績予想良いので保有しときたいなら一旦売って下がってからまた買うか?

要するに「今日売るか」あるいは「いつまで保有するか」ということです。

 

先ほどからかれこれ1時間半ほど株価を見ながら思案しているのですが、メインの株が思ったより下がっていかないで耐えている(笑d)寄り付きで5%ほど下げましたが、もうほぼ3/27の終値と同じくらいになってる。売らずにホールドしてる人が思ったより多いみたいです。

このメインの株は需要上がりそうみたいな報道が先日ちょこっと出て、爆下がりしていた株価も上がったんですよ。さらに企業からポジティブなプレスリリースなどもあって、「このまま持っておいても良いのかも」と私が判断したように、同じように考える人が多かったのかなと、権利落ち日の前場なのに下がっていない今現在の動きを見てて思いました。

株価というものは、上がりそうとみんなが思うことで上がることを先日学びましたが↓

tokyoesmeralda.hatenablog.com

そもそもメイン株の業績予想がよく、最近のアナリスト予想も強気で、ウイルス騒ぎの中でもポジティブな要件が出ている。これだけ世界経済が打撃を受けているので昨年の最高値を更新するほどになるまでには何年もかかるでしょうが、それでも4月末の決算発表まで待ってみてもいいかもなと思っています。

おそらく多くの人がそう思っているであろうから。(←ここ重要)

 

おまけ:ウイルス関連株で特別気配という言葉を知る

保有してないですけど、ウイルス治療薬と言われるアビガンでお馴染みの「富士フィルムHD」の株価もついでに朝から見ていました。私が買ってる企業と同じ決算日程で、ウイルス関連株としてすでに株価は上がっていましたが、昨日かな?政府が治療薬として承認を正式にする予定と報道があり、決算期とこの土日の発表で株価の動きはどうなるかみてみようと。

 

3/30開始直後、いきなり買い板に浮かぶ「特」の文字。ナニコレ?

そして売買が止まっている。

 

ちょうど良い勉強なので急いで調べると「特別気配」というマークだった。今回は買いの特別気配。買い注文が殺到し、売り注文との差があまりにも大きいため、普通に売買せずに一旦調整タイムをとっているのだそうです。確かに成行(値段を決めずに出す注文)の買いが売り注文の何倍もあったわ。あーべっくりした。やっぱり昨日の政府の発表で、取引時間外〜朝イチに多くの人が、上がるだろうと期待して買い注文をしたんでしょうね。

ではその後もバンバン上がるのかと言えば、最初だけ上がってあとはジリジリ下がって午前の取引は終了。昨日の報道で慌てて買い注文を入れた人も多かったが、急に上がったことによって売った人も多かったということ。

 

なんでだろ?ここから自習タイムです。

 

ここ6ヶ月のチャートを見てみる。富士フィルムHDの株価はコロナ前はそもそも5,000円前後を行ったり来たりして緩やかに右肩上がりだった。コロナ後5,500円くらいまで上がり、世界経済がガタ落ちしたときに4,500円以下に下がった。そしてコロナの感染状況が悪化していって治療薬の話が出るたびに上がり、一時は5,750円くらいまで高騰していた。

そして今日の午前中の終値は5,279円です。

たぶん昨日の報道で期待して買った人がたくさんいたのだが、コロナ前すでに5,000円前後だった株なので、今の株価ってもう上がってしまっている値で、私はお得感がないと思う。今年に入ってからガタ落ちしたときに4千円台で買った人からすると、現時点で利益確定しても良い株価になってると思う。

 

でもこれからどんどん薬を作って売れるから業績は上がるだろう、保有していれば株価もまだ上がる(と考える人も多い)のでは?と思った。

 

そこでアビガンについてもうちょっと調べる。

 

薬は何で儲けてるのかというと、ただ作ってたくさん売れるからではなく、特許を持っていることが大きな利益を生んでいる。開発に時間も費用もかけるのだから、数年間は利益を独占できるようその権利を守ってあげましょという法律がある。その期間内に売れればめちゃくちゃ儲かる。

アビガンについては(すいません、特許とか薬事法とか難しいのため、正式にはご自身で確認ください)、少なくとも中国ではもうジェネリック扱いになって同じ内容の名前違いの薬として製造されているという認識。(物質特許と製法特許があり、また国によって契約なども違う。日本では富士フィルムHDがいま権利保有している)日本で開発された薬だけど胎児への影響とかあるので厚労省の承認がないと製造できず、市販されず医師の診断によって処方される部類のやつ。

 

政府の製造承認がもうすぐされるが、特許期間が切れた中国ですでにジェネリックとしてガンガン製造されているし、他の国とのライセンス契約もすでに切れてるかもしれない。これほどの緊急事態だから権利について何らかの調整があるかもしれないし、どこまで富士フィルムの利益が大きいのかわからん?という印象を私は持ちました。

なので今の株価はもう十分上がっているし、今日買うことは私はないなと空想判断。午後イチの富士フィルムHD板は、売り気配数が買い気配より2倍近く多い、やっぱり4千円台で仕込めた人がそろそろ利益確定したいと思ってる?

 

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余談:

今日は保有株ではないが特別気配の動きを見れてよかった。

なぜそうなるか、今後どうなるかなの予想を立てるために調べたり、

株ってこうやって売買していくものなのだなと勉強になりました。