氷河期世代のアラフォーです。
今年に入って経済活動の大暴落、停滞、リストラ、新規採用落ち込み。
この閉塞感なんか覚えてる・・・
バブル崩壊後の氷河期のときだ。
なんか株が大暴落して、
いろんな需要が激減して、
それが繰り返されてずっと回復しない。
だから急に契約を切られたり、
求人そのものがぱったりなくなったり、
残った足りない人員で仕事を回したり、
働いても働いてもサ残で収入が増えなかったりボーナスもでなかったり。
がんばっても楽にならない、
我慢ばかり強いられるけど一向に希望が見えてこない、
楽しいことなどなく、
これ以上ひどくならないために生きるようになる。
自分たちこれからどうなるの?
この状態いつまで続くの?
不安で将来など描けない。
・・・そんな頃の閉塞感に、今すごく似ていると思います。
人生で2度も氷河期を経験するとは思わなかった。
ちょっと景気がマシになってきたときには自分はもうアラフォーで、
田舎で時給850円の仕事しか与えてもらえない立場になっていました。
それでも自分の子供の頃はまだ豊かだったと思う、
貧しくてもご飯が食べられないような家庭はクラスの友達にはいなかった。
今は1日のまともな食事が学校給食だけの子とかこども食堂とかあるもんね、
どこのアフリカの国やねんと思う。
住んでる田舎の道路は高度成長期に通ったんだろう、
今は派手にひび割れ陥没し、交差点の停止線も見えないほどかすれているが、
補修する予算など自治体にないのだろうな。
高度成長期からバブルまで日本は確かに豊かになったけど、
バブル以後はマシになってますよ〜という夢を見せられてるだけのような気がする。
超高齢化なのに年金で入れる介護施設は圧倒的に足りない。
そこへこのウイルスだ、決して回復していない国力にとどめを刺された感じである。
これは第三次世界大戦だと呼ぶ人もいる。
若い人よ、もし新たな氷河期が到来したなら覚悟が必要だ。
やりたいことより明日の家賃を払える仕事に就くことになるだろう。
就職できても不景気で人手不足で、
専門職なのに営業アシストやらされたりとか、
めちゃくちゃなシフトとか、残業代もボーナスも出なかったりとか、
本来受けられるはずだった社内教育も予算削減で受けられなくて、
アラフォーになったとき他の世代の人との経験の差が開いて愕然とするだろう。
ウイルスはいずれ治療薬やワクチンが作られるだろう。
しかしそれまで続いた停滞は、
社会を動かしている全ての予算に影響する。
ウイルスが落ち着いて人手がふえて飲み会や旅行が元に戻っても、
社会全体の経済活動が回復するにはかなり時間を有するだろう。
隕石が落ちてきて、街が壊れ大きな穴が空いてしまった。
開いた穴を埋めて建て直し通常通りにするには時間がかかる。
その間をどうしのげばいいのか、いまみんなが不安に思っている。
わかっているのはすでに少なからず脱落者が出ているということ。
アメリカでは失業者が激増し、
スーツケースを何個か持った「ホームレスになりたての人」が増えているそうだ。
先月まで働いてゲームして飲みに行って普通の生活を送っていた人だ。
日本はバブルで20年以上停滞しているのだ、すでに疲弊しまくっている。
アベノミクスで回復などしていない、日本は確実に貧しくなっているのだ。
それにこの災難、国の貯金箱からものすごい国費が使われることになる。
ただでさえ日本は国債など借金が多いのにね。
将来年金をもらえないんじゃないかと言われてきた世代だ。
今回のことでますます国にお金がなくなったと思う。
しかもしばらく回復には長期間かかる規模の損失である。
ひとつの企業で数千億円とか、国で数兆円とか、
そんな大規模なマイナスの話聞いたことある?
年金も本当にもらえない、減額される、先延ばしされるかも。
ぼんやりした不安がにわかに現実味を帯びてきたように思う。
ちょっと絶望してきた。。。
バブル後の氷河期に似ている。
収入が安定せず先行きが不安でなかなか消費にまわせない。
消費が回らないから産業が活性化しない。
負のスパイラルが再びやってくるのか。