株価、一気に下がりましたねー。
根拠がよくわからん日経平均高が続いていて、
いつ暴落するんだろう?と思っていましたが意外と早かった。
もちろんがっつり含み損してます!(しばらく板見ない)
そんな中、今回のお勉強実践編のテーマは「未単元株(ミニ株)」です。
(私は現物しかやらないのでここでも全て現物取引の話で書いています)
高額株を未単元で買ってみたのですが、いろいろと考えさせられることがありました。
未単元株(ミニ株)とは・・・
株を買う時、各企業によって100株とか1,000株といった、まとまった単位で買う決まりがある。@1,000円の株を買うとき、一単元1,000株設定なら100万円の資金が必要ですよね。
でもでも30万円くらいしか資金がないからその範囲で買いたいわって時に、一単元未満の株数でも売買できる制度が未単元株(ミニ株)取引です。
昔からあった制度ですが、最近は取扱い銘柄も増え、1株数百円からでも売買できて手元資金が少額からでも参入しやすく、なんといってもスマホのアプリでサクッと取引ができちゃう。
気軽に株を始められてすごく便利になったなと思います。
資金不足+買いたい気持ち=未単元でGO
3月の期末に向かってなにか仕込みたいと思っていたのですが、昨年から日経平均が謎に高値で推移しているように株価が高くなっていてなかなか手が出せずにいました。
買いたいなと思う株がいくつかあったのですが、高値ゆえそれらを買うと投資予算を超えてしまう。マイルールとして予算を守ることを大前提としているので、チャンスと思っても追加入金はしたくない。あくまでも最初に決めた範囲で買って、それを増やしていくことで徐々に元本も増やすという最初に決めたルールを守りたいと考えました。
その上で、今年も引き続き「実際に買う、そして売る」の実践勉強をやっていきたい、とにかくなにか買わなきゃはじまらない。予算を超える追加入金することなく希望の銘柄を買うために、今回私は一単元にこだわらず未単元で購入する手法を取ってみることにしました。
デメリットがきつい① 手数料が高え!
今回私が買いたかったのは1株がまあまあ高額の株でした。一単元はとても手が出せません。それなら未単元株でと計算していたら、手数料がめちゃくちゃ割高なことに気がつきました。
私がお世話になっている証券会社の場合だと、通常の取引で一単元を買う手数料よりも、未単元株の手数料のほうが数十倍も高かったのです!数十倍ですよ?すごくない?多少割高なのは仕方ないけど、何十倍も高くなるってめっちゃ損する感じが否めない。
これは昔のミニ株時代のノリで考えてた私の意識が古かったともいえます。未単元株取引の手数料が高いというよりも、今のネット取引での現物売買手数料がめちゃくちゃ安くなっているという認識が正しいのかもしれません。
広告では手数料がすごく安く書かれていますが、それは1株単位とか月に1万円分とか、現在の未単元株取引の前提って、本当〜にごくごく少額の取り引きをする人を前提に考えられているのだと思い知りました。
私のように高額株を買いたい場合、例えば一株9万円もの高額株で一単元100株だとすると、900万円出すのはさすがに無理だから、30株だけ買おうかな〜と270万円分を買い付けようとすると、手数料がだいたい1〜2%ほどかかります(証券会社による)。
270万円の1%で単純に往復の手数料を計算すると、買って売ることに対して実に5万円以上の手数料がかかることになるのです(←計算あってる?自信ない)。900万円分の一単元株を買うなら数千円の手数料で済むのに、です。
果たしてこれが私に合っている方法か?と考えました。
私が20代のOLで、株取引が初めてで、投資信託とは違っていろんな有名株を自分で売買してみたい、毎月1〜2万円でやってみたいって範囲なら手数料も数百円だしスマホでできるし、絶対に良いと思う。若くから取り組める環境は重要だと思う。
でも、今の私が未単元株を買うときは高額銘柄に限られるし、1株単位ではなくきっと一単元の数十%といったある程度まとまった金額のやりとりになるだろう。1〜2%といえども数万円もの手数料はやっぱり割高感が強い。それなら他の銘柄を一単元で買った方がマシ、という結論になります。
また、そもそも数字が苦手な自分にとっては、手数料分の損をしないよう株価がいくら上がるまでは売れない!という損益分岐点をしっかり考えなきゃいけないのが面倒です。
先例の@9万円の株を30株=270万円分買って往復5万円くらい手数料がかかる場合だと、手数料分損しないようにするためには、かなり大雑把な計算ですが売値が最低でも92,000円くらいになってないといけない。ポートフォリオで自動計算はしてくれますが、こういう損益分岐計算に一手間かけて売買をしなきゃいけないこと自体がすごくストレスに感じちゃうんですよねー。
デメリットがきつい② 好きなタイミング・価格で売買できない
一般的に未単元株取引は、売買のタイミングが決まっています。
何時までの注文受付は当日の後場の引値とか、翌営業日の前場の始値など(証券会社によって違います)。今このタイミングでとか、いくらになったらとか、自分では取引タイミングも価格も決められません。タイミングがズレるとその間に株価は変わります。タイムラグがあると言うことは、その分リスクも高くなるということです。
先の事例でいくと、@9万円で30株買った株が最近急上昇して@95,000円を抜けそう、ヨシ売ろう!と思って売り注文を出しても、実際に取引される株価は翌日の後場の始値です。注文後夜の間にアメリカの株式市場やらなにかの指標が発表され、翌日の日本市場も影響を受けて株価は朝から真っ赤っか、前場は下がり続けて後場の始値は結局93,000円でした、みたいな値動き高額銘柄では珍しいことではありません。注文のタイミングや証券会社の設定によっては後場の終値になることもあります。
急落しているときにいくらで売れたのかわからないなんてとっても怖いです。運良く損はしなかったとしても、5万円の手数料と税金を差し引いたら手元に2〜3万しか残りませんでした!なんて、リスクに見合わないと私は思います。
売買タイミングや価格を決められないのであれば事前にあれこれ計算や予測する意味がありませんし、高い手数料を払い苦手な損益計算してかつタイミングのズレにヒヤヒヤするような取引は、自分にとってはリスクが高いだけでなく、単純に売買がストレス・・・楽しくないものになってしまうなと思いました。
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スマホで手軽にできる少額投資自体はとてもいいものだと思います。
自分に子供がいたら大学生くらいからでもやってみればと10万円ぐらい渡してすすめると思います。(←余談ですがお金持ちの家の知人は、大学生の時に100万円の軍資金を親からもらって運用をさせられたそうです。損してゼロになっても良いからとにかく自分で勉強して投資をやってみろと。経済情報を日常的に取り入れ、毎月運用実績を親に報告し、100万円以上になった分はおこづかいとしてもらえるという話でした。とても身になるお金の与え方ですよね〜)
また、証券会社ごとに手数料の設定にお得な特徴があります!
いくら以下なら片道手数料がタダとか、逆に少額をちょこちょこ動かせるよう月額手数料が定額で割安になってるとか、買い物にも使えるポイントでやりとりできるとか、それらのお得な条件の範囲で売買される方にとってはメリットが大きいと思いますよ!
そしてその後株価はめちゃくちゃ下がって現在含み損は数十万円(←お約束!)。
下落はミニ株のせいではありませんが、笑
キリの悪い株数とか手数料計算とか含めるとめんどうだし、
確実に損しないで済む株価に戻るまでどれだけかかるのか気が遠くなりそう。
今回のお勉強はやや塩分濃いめのお漬物になりそうです・・・トホホ。