東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

【男性向け】妻や恋人用にジュエリーを買う前に読んでほしい予備知識

クリスマスプレゼントを選ぶシーズンですね!他にも誕生日やプロポーズなどで女性にジュエリーを贈る機会が訪れた男性に知っておいて欲しいことを書きたいです。

女性はジュエリーやアクセサリーへの興味や思い入れが強い人が多いのですが、男性が良いと思ったものをサプライズで贈りせっかく買ってあげたのにイマイチ喜ばれなかったり、店に連れて行ったはいいが予算より高いものを選ばれて困ってしまったという話も多いです。

金属の材質とか、石の大きさや数・色などによってランクがあってそれらの組み合わせで値段が変わる的なことはなんとなくご存じだと思いますが、それだけではない”女性とジュエリーの関係性”についてご紹介しますね。高い買い物なので長めに書きますよ〜。

高価な飾り以外の意味

飾りやただのファッションアイテムと考えるとコストにしか見えませんが、女性はそこに愛の証やロマンスといった要素を見出します。愛する人から贈られる幸せという夢や理想のようなもの。何歳になっても何年一緒に過ごしていても、肌につけるジュエリーは愛する人の愛を感じいつも一緒にいる感覚を呼び起こすとても感情的なアイテムです。

また、ロマンスと同時にひとつの財産という捉え方もできます。安い買い物ではなく思い入れも深いからこそ、確実に使用し長く付き合えるような吟味されたものであってほしい。

ジュエリーには年齢層・用途・格式がある

服と同じで、年齢層に合うものか・使用する目的は・店や内容の格式、の3つの要素を考慮して買うと良いでしょう。

年齢とデザイン

これを知らない男性が多いです。アラフォーの女性に超ミニのワンピースを贈っても、そんな短いの着られない!と言うでしょう(笑)同じようにジュエリーも年齢層によって似合うデザインが違うんですよ。

20代くらいまでなら肌もきれいでどんなデザインでも似合います。でも30代以降はシミ・シワ・関節といった手や肌の老化が顕著になってきますので、細いリングや華奢なチェーンのプチダイヤネックレスといったものは不似合いになります。商品だけを見ると素敵なのですが、実際につけてみると全然映えない、残念ですがそういうものなんです(泣)

一般的には30代・40代・50代と年齢が上がるにつれリングやチェーンは太めのもの、石は大きめが似合うようになってきます。大きい・太いということは、メタルの重量も石の質や数も上がりますので必然的にお値段が高くなるということです。

大人の女性はただ高価なものを欲しがっているのではなくて、ミニスカート同様20代の女の子向けのデザインはすでに似合わない(もらっても使えない)ということを言いたいのです。

使用目的の想定

今度は装身具として考えてみましょう。普段使いのもの?ドレスアップした時用?それによってデザインや使いやすさやメンテナンスの仕方が変わります。

普段使いのものなら普段着や仕事服にも合うようなシンプルなデザインものがよいでしょう。石がついていないゴールドだけのネックレスやピアスはどんな服にも合わせやすいですし、石付きなら凹凸の少ないデザインを選びましょう。大きな石や繊細な装飾を施したデザインのものは服にひっかけたりカバンを傷つけたりしやすいので日常使いには向きません。どのデザインが普段使いしやすいかは店員さんに聞くのが一番です。

逆に特別な記念用なら華やかなものが特別感があって良いと思います!ドレスアップしてお出かけする頻度は少ないかもしれませんが、普段のリングの上から重ね付けして使うことができますし、ダイヤやルビー・サファイヤなどの貴石ってやっぱりいただくとトキメキますもの。石のグレードはピンキリなので、カットや色を下げて大きさを優先することもできるし、小さい石でも周囲をダイヤが囲んでいるようなデザインならゴージャスに見えます。貴石はメタルのようにグラム相場で価格が決まっているシンプルなものではないので、予算の中で何を優先したいか(大きさなのか質なのか色なのか)をご自身で調整できますし、ノーブランドの宝石屋さんで探すのも選択肢を広げたい人には良いと思います。

大人は格式にも注意

上記のようにジュエリーには年齢層とTPOがあるので、有名ブランドだからいいだろというわけではありません。同じ銀色に光っていても素材がシルバー・ホワイトゴールド・プラチナ・ステンレス、また合金にそれらのメッキを施したものがあります。パールに見えてもプラスチックやコットンにパールカラーの塗料を塗っている場合も。

本物偽物ということではなく、25歳の彼女への気軽なクリスマスプレゼントなのか、恋人へのエンゲージリングなのか、結婚10周年の40歳の妻への贈り物なのか、思いの深さや使用期間の長さや用途に見合う格のものを選ぶことが大事です。

派手にブランドのロゴが目立つものがいいのか、今流行しているファッション要素が高い大ぶりものがいいのか、今後もずっと慶事弔事に使用できる品質や資産価値が高いものを選んだほうが良いのか、こういう個別の事情は恥ずかしがらずに店員さんにはっきり伝えて相談するのが最適解だと私は思います。

相場感覚を身につける

なによりお値段ですよね(笑)まずネットで調べて相場観を持ちましょう。車を買う時と同じで、どの店のどんなグレードならどのくらいの価格帯なのか調べます。

上位から見てみましょう。有名な高級店[ティファニー ブルガリ カルティエ ハリーウィンストン ブシュロン ヴァンクリフアンドアーペル ミキモト]など、いくつかの公式サイトで「女性へのギフト」というカテゴリーが必ずあります。買おうかなと思っているデザイン(一粒ダイヤのリング?金のブレスレット?パールのピアス?)があるならそこだけ見ればOK。高級店は洗練された定番デザインのものがありますので、女性の好きなデザインってこんな感じかとわかりますし、タイトルからそういうデザインをなんと呼ぶか検索ワードの勉強にもなります。同ブランドで似たデザインの中で、石の大きさや数の多さ、素材の太さ重さでどのような値段の開きがあるかなども参考になります。

それから中位のデパートの1階にあるアクセサリー売り場のブランド[ヴァンドーム青山 4°C ニワカ アーカー スタージュエリー アガット]などのサイトで同じことを。最後に楽天などでノーブランドジュエリーの価格帯と比較してみてください[ジュエリー ノーブランド リング ダイヤ]。デザインが決まっているほど直接比較しやすいです。

上位店では50万のダイヤの指輪とそっくりなものが中位店では15万、ノーブランドだと5万で売られていますが、一概にぼったくりだとか偽物だとはいえません。ダイヤは天然の中でもグレードが細かく分かれているうえ合成ダイヤや旅行用に作られたそっくりなクリスタルガラスもありますし、メタルがホワイトゴールドなのか合金に銀メッキなのかでも値段は変わります。一般的に上位店は、表示に信頼がおける、レベルが一定以上の石だけ使用している、装飾工芸品としての技術レベルが高い、購入後のメンテナンス技術なども信頼がおけるなどの付加価値があります。価格だけで見ると高級店でもシルバーピアスのようなカジュアルラインなら3〜5万円台でもありますし、ノーブランドでも鑑定書がついた質の高い貴石なら数百万円のものがあります。

ネットでは松竹梅の相場観を養って、その中から自分が買える範囲の店を2〜3つくらいに絞ることを目的にします。そして買う前に実際に店に行き、年齢や用途や予算など店員さんとよく相談して商品の提案をしてもらいましょう。

サプライズか一緒に買いに行くか

個人調べですが、一緒に買いに行きたいと妻や彼女は口を揃えて言います。突然渡されるサプライズの方がいい!っていう女子には私は出会ったことがありません。特に高価なジュエリーは頻繁に買ってもらえるものでもありませんし、絶対にハズしたくないという気持ちが強いようです。それほど恋人や夫は好みをハズすという経験の表れでもあります(笑)

私は一緒に選びに行くことをお勧めしますが、問題なのがご予算ですよね。ケチってはいないけれど、彼女や妻がどれだけ高額なものを言い出すかわからない、店のスタッフも当然豪華な方をすすめてくるだろうし、これ欲しい!(キラキラのお目目)で言われるとイヤ無理だわもうちょっと安いのにしてくれないか?とは言いにくい。

女性としては予算を言ってくれればその範囲で調べて決めておくこともできるのですが、男性心理としては金額を告げるのには勇気が入りますよね、なんせ「愛の証」と思われてるかもしれないですから。そこで現実的な妥協案です。

ネットで相場感を身につけてから店舗を2〜3に絞り込んで来店し、相談して予算内で3〜4点提案をしてもらってお店を決めます。そこでそのいくつかの名前や品番を記録したものをもらっておきます、たいていお名刺の裏などに書いてくださったりします。後日お相手を連れて行き、店員さんに品番を渡して値札を伏せるか外して用意してもらいます。予算内で事前に自分で選んだ中からお相手に選んでもらう、という流れです。

買える範囲の商品を先にいくつか絞り込んでおいてその中から相手に選ばせれば、サプライズ要素もあるし相手の要望もある程度満たせるし予算的な揉め事のリスクも回避できます。お店側の協力は必要不可欠ですので、事前打ち合わせやできる範囲のお願いかどうか、時期的に予約が必要か、何日の何時に行くかを担当に確認するなど根回しは必須です。

パッと連れて行って俺よくわかんねえから好きなの選びなよ、というのはかっこいいかもしれませんが相当経験と予算が豊富じゃないと無理です。かっこつけてからう〜ん予算が・・・とモゴモゴするよりも、一生懸命探して候補を絞ったから今日は実際につけて君がいちばんしっくりくるものを選んで欲しいと言う方が私は素敵だと思います。

婚約指輪・結婚指輪・結婚○周年の買い替え

おめでとうございます!こういうものを買う時の話し合いこそ結婚の第一歩ですね。愛と経済の間って結婚生活そのものですから(笑)

婚約・結婚指輪は単にいつもより高額なものってことではないと思います。それこそ末長く2人が一緒にいて、一生それをつける前提で買うものです。だから、毎日つけられる方がいいから立て爪の一粒ダイヤの婚約指輪はいらないとか、マリッジはシンプルなプラチナにしてエンゲージのダイヤはランクが低くても年を取ってもつけられるような大粒にしたいとか、新居の家具に予算をかけたいし宝石興味ないし仕事中は外さなきゃいけなくて失くす可能性も高いからむしろフェイクでいいわとかね、人によって意見が違います。話し合い大事!

贈る側の人に考えて欲しいのは、妻となる女性が一生それを身につけるんだってこと。いつものアクセサリーの豪華版じゃなくて、自分と人生を共に歩むと決めた女性が「一生」つけるものだということ。ケンカしても苦労してもその指輪を見て結婚を決めた日を思い出し立ち返るような、そういうものだということです。逆にお相手があまりよく考えずブランドロゴが目立つだけの今流行りの指輪を選ぼうとしている時、本当にそれでいいの?一生それをつけたいと思える?と問いかけることも必要だと思います。

また、私はそのように一生物として買う指輪はそこそこ資産価値のあるものを買うべきだという考えです。一生持つものって(男性の腕時計もそうですが)財産だと思うんですよね。イベントの記念品や流行ものではなくて、ご予算の中で何十年先も価値が落ちにくいものを選ぶべきだと思っています。前にも書きましたが投資の一つだと思います。良いものを買っておけば思い出として大事に持ち娘や息子の嫁に贈与もできますし、遺す必要がなければどちらかの死後に売ってありがたく老後の暮らしの足しにしてもいい。お給料の3ヶ月分という売り文句に踊らされる必要はないんですが、一生物の投資としての目線をもつことは正しいと思います。

結婚○周年記念に昔の結婚・婚約指輪を買い替える夫婦も多いそうですね。若い時のデザインやサイズが合わなくなるのは当然ですし、使えない古いものを下取りに出して今&これからの2人に合う新しいものに換えるのも新しい一歩って感じで素敵ですよね。宝石には”ロマン”という価値が多分に含まれているので、その点は今後の妻の機嫌をさらに維持するための再投資という意味を持つでしょうね(笑)

 

ーーー以上です。ご参考になれば幸いです!