東京エスメラルダ

オトナによるオトナだましぃな日記 @田舎

【男性向け】コロナ離婚にならないために

在宅勤務で夫婦ともにいる時間が長くなり、

世の妻が夫にイラついて離婚まで考えだしてることが話題になっています。

実際に私の友達からもそのような話を聞きますし、

先行してコロナが流行していた中国では離婚率が上昇していると聞きます。

 

夫側が一方的に悪いわけではないけれど、

妻の地雷がなんなのかこっそり知っておくことで最悪の事態は避けられるかも知れません。

愛し合って連れ添って心を許し合った相手、お子さんがいればなおのこと、

一時のことで全て失ってしまわないように、

妻側の感じ方と対策をいくつかまとめてみました。

 

マスクをちゃんとしない、飲みに行くなど危機管理意識が低い

わりと初期からママさんを中心に投稿が増えた問題です。夫が都心で電車通勤をしているのにマスクをちゃんとつけなかったり、帰宅した時に手洗いを忘れてそのまま食卓に来たり子供の顔に触る、付き合いだからストレス発散だからと緊急事態宣言が出るまで飲み会を断らないなどです。

男性には潔癖症や衛生的に神経質人も多いので、そういう夫さんは当たり前におこなっているでしょうし、状況が悪化することで一層気を付けて振る舞っているでしょう。しかし男性の中には割とおおらかに考えてしまって、大丈夫大丈夫、気にしすぎだよと無防備に過ごしている人も多いので妻が発狂しているのです。

お子さんがいる場合、ママさんは母性本能を全開にして警戒モードになります。パパが注意されてあっ忘れてたと手を洗いに行き、うるせーな気が休まらないよと心の中でそっとボヤいてる時、ママは夫死ね!子供と同じ部屋に入れたくもない!と本気で思ってます。それくらい温度差があることをまず認識されたほうがよろしいでしょう。

付き合いの飲み会をうまく回避できないのは対人スキルが低いあなた自身の問題ですし、ましてやストレス発散に飲みに行きたいなどという甘えは幼稚なだけです。そんな考えの医者が自分の子供に病気を感染させている事実が既にあります。いかなる理由も通用しません。

対策

家庭や子供を守ろうとする女は強いし恐ろしいです、理屈ではありませんから。でも心の中では不安で潰れそうなのです、攻撃的になるのは恐怖の現れで、必死で家族や子供を守ろうとしているんです。口うるさいとか機嫌が悪いとか表面的なことではなく、夫として安心を与えてあげてください。

まずマスクや手洗いや報道で推奨されている予防策は最低限励行してください。その上で、家族全体のことを考えていることをアピールしてください。週に1回でも、現状の認識のすり合わせと対応策、今後起こり得る問題予想と対応準備など、夫婦で話し合う機会を持ってください。

妻の口から不安がたくさん出てくると思います。でも大抵の不安は、話をしているだけで落ち着くものです。女性は特有の切り替えの速さや強さも持ち合わせているからです。避けずに話す時間をもってください、他の人ではだめなんです、妻を助けられるのは夫のあなただけだから。

 

在宅なのに家事をしない

奥さんが医療関係や接客業で働きに出て、夫の会社がテレワークの場合に多い問題です。普段は妻が先に帰り、ギリギリ夕飯とお風呂の準備をして残業して帰ってくる夫を待っている。ところがいまは妻だけが出勤しないといけないのに、夫はテレワークになっても普段と同じように妻の帰りを待っている。子供とリビングでゲームをしながら。夕飯の米も炊かず、風呂も沸かさずに。

日本の男性の最も遅れているところは、家事は女性が主体でやるものだといまだに思っていることです。実家の思い出を引きずってるのかも知れませんが、妻は夫の母親ではありません。どんなに高収入でも。実際に社会的地位が高い人でも高収入の人でも、家事ができる男の人は多く、できるできないの話ではなくやるかやらないかの意識の問題です。ましてや子供の世話は、父親も責任を半分負っています。金を稼いでいるだけでOKと法律は認めていません。

対策

問答無用で家事をしてください。食事を作る、掃除する、なくなっているものを補充する、子供の世話をする、子供の安全管理をする、家庭全体を見回して同様のことをしてください。今は家庭の危機です、在宅勤務でも10分でランチを済ませ、洗濯物を干しコ炊飯器と風呂のタイマーをかけてください。

ただ、家事の完成度については話し合って、妻に妥協ラインを作ってもらってください。妻のやるやり方だけが正義ではないからです。家事はやる方が正義です、男女平等に。掃除機のかけ方が妻より雑でもいいです、茶碗の並べ方がいつも通りでなくてもOK、夫がやるときは夫のやり方でいいと思います。

完璧主義的な妻もいるでしょう、お皿重ねないでって言ってるでしょ!とか、Tシャツは丸めないで畳んでよ!とか。そういうのは勘弁してもらってもいいことだと私は思います。ただいつもほぼ妻に家事を任せていた夫ならば、最初から妻にやり方を聞いてその通りに従った方が摩擦は減り結果的に楽だということも確かです。

ただ子供への安全管理意識はいつも接している人の方が高い傾向があります。観察して蓄積されてるデータ量が圧倒的に夫は少ないかも知れません。子供のここに気を付けて、というママの意見には注意を払ってください。

 

経済不安によって夫の家族へのイライラや八つ当たりが増えた

家族を養って行けるか、経済不安を抱えてらっしゃる夫は多いと思います。家族に対する責任の感じ方が妻とは違って、男性は経済的なことを真っ先に考える人が多いと思います。そして妻にそのことを相談できない人が多い。男ってそういう時一人で抱えてしまうものですよね。

身近な話で結構聞くのはこのパターンです。経済不安がある中で、在宅勤務や子供も休校でずっと顔を付き合わせて暮らしています。遊びに行くこともできず子供もストレスを抱えています。普段仕事で家にいない夫がそうして家庭内の場面を多く目にすることで、妻や子供に注意をしたり怒ったりすることが急増する。

部屋の片付けがなってない、子供の健康管理ができていない、仕事中は静かにしろ、休みの間に勉強しろ、ゲームばかりするな、もっとちゃんと考えろ、態度が悪い、などなど。夫もストレスを抱えているので普段なら気にしなかったり優しく諭すことができることでも、いまは男や父親の立場で上から目線で叱りつけたり、できてないことにしつこく目くじらを立てたり、子供や妻に口答えされて手をあげたりしてしまうことも。最悪です。

言葉で気持ちを伝えるのが苦手なのが男なのですが、だからって攻撃や暴力で表現していては必ず関係は破綻します。もう一度書きます、必ず破綻します。

対策

男だからって弱音を吐いて悪い事はないと思います。夫を精神的に支えるのが妻の役割です。ひとりで不安を抱え込まずに妻に話してみてください。店の売り上げがこんなに落ち込んでて設備投資のローン返済ができないかもしれない、上の子は来年受験なのに自宅学習が十分できておらず学力が著しく下がっていると思う、次男を長男と同じ私立の中学にいかせてやれないかも知れない、上の年齢から順番に6割の給料で自宅待機させられてる次は俺らの年代かも、などなど。

思ったままをそのまま言ってみてください。俺怖いんだと。家族を守らなきゃならないのにできなかったらどうしようと思うと辛くなると。そのとき妻はそういう夫を見捨てるでしょうか?じゃあもう別れようというでしょうか?そんな女でしょうか?

そんなことはありません、家族を守る役割を一緒に担うのが妻です。いま妻が問題視しているのは夫が自分の不安を家庭内にぶつけることです。夫が不安を持つことに嫌悪感を示しているわけではありません。家族で乗り越えなければいけない時に夫だけひとりで突っ走ってしまって足並みが揃わないから離婚を考えているのです。

夫のあなたが不安を抱えているなら妻にも分かち合うべきです。きっとなだめてくれたり安心するような言葉をかけてくれるでしょう。共感ではなく解決策を求めているなら、はっきりそう言ってみましょう。A案とB案のいずれかをとらないといけなくなってきた場合、きみならどう考える?と。俺も頑張ってるから協力してくれ、と弱音を吐いてください。

 

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以上です。

こんなことで?と男性は思うかも知れません。

でもこんなことで思い詰めて離婚を考えている妻が少なくないのが事実です。

女性同士の会話ではものすごい深刻案件、と言っておきましょう。

 

なにを深刻に受け止め軽く考えるかは立場や考え方によっても違います。

極限状態になれば誰だってマイナス思考になったり普段通りではいられません。

だからこそいま離婚を決断しないでほしい、

夫で対策が打てるなら直ちに実行して、いま妻に決断させないでほしい。

 

向き合うことでしか解決できません。

どちらかが諦めたら終わってしまうのが夫婦です。

夫であるあなたが逃げているのであれば目を覚ましましょう、

妻がそっぽを向いているなら声をかけてテーブルにつかせてください。

男の意地はちょっと置いておいて、

緊急時には鼻水垂らして泣いてすがってください、いまその緊急時です。

 

今よりこれからのほうが厳しく、

治療薬ができても経済の回復は長引くでしょう。

今決断するより身を寄せ合って支え合った方が絶対に得策です。

みんなの帰る場所を失わないようにしましょう!