アラフォーで仕事をやめ専業主婦になった私はメイクについて悩んでいます。
基本的にあまり他人と顔を合わすことのない専業主婦って、
どの程度までお化粧をすればいいの?
しかもアラフォー、
加齢も考えるとどういうメイクが正解なのでしょう?
働いている時はがっつりメイクでした。そりゃあもうねー。
オフの日は家で1日中パジャマとか下着姿でもいいわけで、
同様にお顔もベーシックケアだけ、メイクもせずすっぴんが当たり前でした。
(参考)加齢なるアラフォーのがっつりメイクの過去記事↓
しかし専業主婦になると毎日外出することはありません。
特に子なしだと、送迎の際にご近所の人やママ友と顔を合わせることすらない。
誰のために?なんのために化粧をするの?という問題に立ち返ります。
もちろん旦那様のために美しくいることも主婦の仕事なのよ!
といった意識高い系の女性ならそもそもこんなことで悩んでないだろうし。
一生懸命塗りたくったとしても、キレイだねって夫が褒めてくれるわけでもないし、
プチプラといっても毎日使ってりゃそれなりに買い足さねばならず、
誰のために?なんのために?って目的がなければメイクもただの余分なコスト、
と思えてくるのが今の正直な気持ちです。
すっぴんを写す鏡から毎朝目を背けたくなるのも事実。
しないわけにもいかないアラフォー専業主婦の化粧は、
どのあたりまでどのようにすればよいか自分なりに考えてみました。
基礎化粧品は質で選ぶ
専業主婦って自分のためだけのコストってあまりかけられませんよね、美容費は気を使うところではないでしょうか。全てをデパコスで揃えるのはとても費用がかかります。アラフォーですから当然ハイラインを勧められますし、無収入の主婦には現実的な選択ではありません。
しかし肌への負担を考えると、直接顔の大部分に長時間塗布するアイテムは高品質なものを使ったほうがいいと思っています。化粧水と美容液やクリームなど、肌にダイレクトにつける・浸透するアイテムは良いものを選んで買っています。プチプラも試しましたが、毎日触れていい感じだなと思える感覚を基準に選ぶとやっぱり高品質なものに落ち着きます。健康管理に近い感覚なのかも。顔の大部分につけるということでは、プライマーやファンデーションくらいまではデパコス品を使うかなぁ。
あとやっぱり科学の向上は日進月歩なので、常に最新の技術が反映されている高品質なものを使うことは、10年先に少しでも差がでるのではないかと信じています、いやそう信じたい。今はネットでセールのタイミングを狙えばかなりの割引で買えますし。メルカリでどなたかが肌に合わなかった使用品や試供品を安く買うこともできます。
自然派の方は手作りしてらっしゃいますよね。下手な安物をつけるくらいなら、添加物の少ない手作り化粧水なども良いと思います。基礎化粧品は肌に負担をかけないことが第一義だと思います。
メイクアップ用品はプチプラを礼讃
逆にメイクアップ品はファンデの上からのポイント使いですし、肌荒れしなければプチプラで全く良いと思っています。正直に申しますと、メイクアップ品の品質の違いが私はあまりわかりません(笑)若い時は素敵な広告とパッケージにときめいてデパコスを買っていたけれど、ほとんどロマンにお金を払っていたようなものだったなー。
色味とかテクスチャとかの好みが合えばそれで良し。アイブロウの質なんかほんと私にはわからない。硬さや色がちょうどいいとかブラシの形状が描きやすいとかその程度、それ以上のものを求めてない。アイシャドウやチークなど使いきったことないし、高級ブランドでも何年も前のものを後生大事に使うのは肌に良くないですよね。
リップ系は色味の合う合わないがはっきりしており買ってはみたもののハズレもあるし、海外ブランドのものは高価格でも成分が合わずに肌が荒れることもあるので、だったらプチプラの方がチャレンジも廃棄もしやすくてよいと思います。
手間を省いて化粧してます感を出すには?
今日も家族以外とは会わないであろう専業主婦の私は、とにかく最低限の手順で”一応お化粧をしています”感を出したい。それにはメリハリをつけることが一番楽で、それっぽく見えるのではないかという結論に達しました。作業としては”消す”と”足す”の双方でコントラストをつけることを意識します。
消す作業
メイクアップを際立たせるには土台となる顔色のムラがない方が良いので、まずフェイスカラーの調整をします。UV効果のある化粧下地プライマーだけ、あるいは日焼け止め効果のあるごく薄付きのリキッドファンデだけ塗ります。要は日焼け止め成分が入っていて、少し肌色がつけば良し(笑)
ほどんど家にいるのでそこまでSPF指数が高くなくてもよいのです、肌への負担は最小限にしたい(外出する時だけSPF値が高いものを重ね塗り)。肝心なのは、少し肌色味がついていたりパール感などで美粧効果があること。シミやクマは完全には消えませんが、それでも顔色が格段に明るくなり印象が変わります。
特に隠したい部分はコンシーラーで点や線で塗りつぶします。大きなシミとか、目の下のクマとか、口角まわりとか。私がおすすめしたいのは、唇の輪郭をコンシーラーではっきりさせることです。肌色で外側から陰を消し形を書き換えちゃう感じ。口元ってたるみや色素沈着によって老けて見えたり不機嫌に見えがちなんです。ここをクリアな感じにしておくと印象がガラッと変わります。
最後にテカリが気になるならお粉で押さえてマット肌に。
足す作業
特に中年以降は眉がないと疲れて見えますよね、眉を描くだけでずいぶん顔つきがシャンとするので必須です。描いてぼかしやすいクレヨン、スキマや不足部分を埋めやすいパウダー、眉尻を書き足しやすいペンシルなどを使い、一番丁寧に時間をかけるべきは眉だけです。
目はビューラー+マスカラのみ。ファンデでしっかりベースを作っていないのに目だけコテコテに盛ってもあまりキレイに見えないのが年齢肌の現実です。化粧下地だけという薄いベースに合わせ、目に生気を宿す程度にマスカラ+気分が良ければ目尻にちょっとラインやシャドウを載せる程度です。
チークをササっと。しない人も多いと聞きますが必須です。血色=健康的な感じはアラフォーの若見えには欠かせない要素です。
口元。ピンクなり赤なりやはり少し血色が感じられる色味を選んだ方が健康的に見える年です。血色カラーならそのまま指に取ってチークとして使います。最近のマスク生活には、色落ちしにくいティントタイプが便利です、塗り直しもしなくていいし。ヌーディな感じがいい時は無色のリップクリームだけにします。上記のように、コンシーラーで口角の外周りをきちんと整えておけばベージュの色をのせるよりもリップクリームやグロスのツヤ感だけのほうがマスクも汚れないし十分だなと思います。
プライマー → お粉 → コンシーラー → 眉 → マスカラ → チーク → リップ。
10分以内、そのうち丁寧にするのはコンシーラーと眉だけです。これをベースに、郵便局に行く時はファンデとアイシャドウを足したりしています。盛るよりも、暗い部分を明るくとか血色とか、お化粧も「健康感」がキーポイントになっており、歳をとったなーと実感します(笑)
最後に・・・実際に使ってるものいくつかご紹介。
化粧水 IPSA ザ・タイムR アクア
比較ランキングなどでも上位だったので買ってみましたが、春夏用の保湿化粧水はこれが良かった。さらっとしているのに浸透&保湿感が良いです。それまではクラランスのもう少しお高いこっくりしたタイプを使っていましたが、暖かくなって肌に入っていかなくなったのでそちらは秋冬用にしました。
ファンデーション エスティローダー ダブルウェア ヌードウォーター
もともとダブルウウェアのステイを使っていたのですが、うちの高齢の母をも虜にしたその完璧なカバー力のためフォーマル感が強めに出てしまい、専業主婦のカジュアルな服装や最低限のポイントメイクとは合わない感じがしました。なので、同シリーズのもうすこし軽めのこちらを購入。テクスチャもゆるく薄づきでカバー力も軽めですが日常にはこれで十分です、SPF30。
化粧下地だけで過ごす日や外出する時の重ね塗りには、同シリーズのプライマーであるフローレスを使っています。SPF40。エスティでなくても、日焼け止め効果と肌色補正が同時にできる一本であればいいと思います。
コンシーラー ノーブランドの肌色えんぴつタイプ
[コンシーラー ペンシル]で検索してもらうといろいろ出てきます。有名な筆ペンタイプ、数色入ったパレットや広範囲に塗れるクレヨンタイプではなく、私は色えんぴつのようなペンシルをお勧めします。芯の程よい柔らかさと細さで、シミや口角といった細かい部分に、点と線でしっかり上書きし、ぼかすのではなく描き変えることができます。だいたい数百円くらいで何年も持ちます。
カネボウ化粧品 ケイト デザイニングアイブロウ3D
ご利用の方も多いと思いますが、3色入ったアイブロウパレットです。若い人のブランドですが、これは文句なしに使い勝手がいい。がっつりお仕事メイクの時はセザンヌの太クレヨンタイプをお勧めしましたが、もう少し軽めがいい専業主婦のおうちメイクにはこちらがちょうどいいです。
眉全体にブラシでざっと色を載せやすく、眉尻に濃い色、薄い色でノーズシャドウと、捨てる色がなく3色全て使ってうまい感じに仕上がります。特に中間色をうまく使うと簡単にナチュラルな眉ができるし、目頭だけでなく鼻先にもノーズシャドウが使えて、トータルに大袈裟でない立体感が手軽に出せて地味で安いけどすごく優秀な商品だと思います。
リップ プチプラの色落ちしないマット系の元気色
マスク時代ですので、ティントや色落ちしない成分を強化しているものを使っています。セザンヌのティントやKATEのリップモンスターは若い人に大人気で常に売り切れで買えないほどですよね。アラフォー専業主婦の簡単メイクのポイントとしては、マットタイプを選ぶことです。
昔買った明るめの派手な色のプチプラリップなんですが、今フル活用しています。なぜ使いやすいかというと、マットでツヤがないと派手さが出ないんですよ、口だけ浮かないというか。しっかり塗ってさらにティッシュオフすると色味も薄づきになり、マットな質感が周囲の肌とうまく調和して、テカテカ悪目立ちせずカジュアルながらしっかり健康的な血色を加齢肌に与えてくれます。
スペシャルケア ヴァルモン プライムリニューパック
タレントさんが愛用してることで有名になった高級クリームですが、それから10年以上経った今でもこれ以上の即効性がある商品と出会えていません。私にとってはすごくお高い商品なので毎日は使えませんが、ここ一番のときにパックして肌と気分に元気を注入します。
スペシャルケア エスティローダー レジリエンス ナイトクリーム
エスティのナイトクリームの中でも上位2番目くらいのハイラインですが、別にこの商品でなくてもナイト専用クリームを推奨するという意味で掲載しました。
私はもともと朝用と夜用を使い分けるのが面倒くさいタチでして、保湿クリームも朝晩兼用のものを買っていました。不足があれば美容液や皮膚科でもらった保湿剤を足せばいいじゃんと思っていたからです。
そしてナイト用はとかくベタベタしがちで、髪が顔に張り付いたり、枕カバーについたり、夏は特に不快でした。そしてその割に朝起きても特段の効果を感じないので使用をやめることにしたのです。
その後、たまたま親戚の家でこの商品を借りたとき、翌朝の肌が格段に違っていて度肝を抜かれたのです。同ブランドの他シリーズの兼用クリーム(お値段はそんなに変わらない)とは全然ちがうしっとり感とキメやふっくら感、夜の間にじっくり浸透させるとこんなに変わるんですね。
高いクリームの効果がはっきりと実感できる、それが年齢肌なのかもしれませんね〜。